ドーハ証券取引所(Reuters)
■アラブ株式市場、一貫性のある銘柄により集中
【ドバイ、クウェート:本紙】
アラブ地域の8つの金融市場は、今週行われた取引の終了時に不均衡な(指数の)上昇をみせた。一方で、5つの株式市場(の指数)は下落し、全体の実績は騰落双方を含んだ動きを反映した。この動向は、最終の終値およびトレーダーの決定により大きな影響を受けていた。
サウジアラビア市場は、指数3.5%上昇で、上場株式のトップの位置を占めた。オマーン市場は1.4%上昇で第二位、ヨルダン市場は1.2%上昇で第三位につけた。一方で、その他の金融市場はわずかな指数上昇を記録するにとどまった。カタール市場は0.6%、チュニジアおよびパレスチナの市場は0.5%、バーレーンおよびドバイの市場は0.2%の上昇をみせた。
また、指数の下落した金融市場については、エジプト市場が2.9%、ベイルート証券取引所が0.6%、アブダビ市場が0.5%下落した。一方で、モロッコ市場とクウェート市場は0.1%のわずかな下落にとどまった。
「サハラ」グループの代表、アフマド・ムフィード・サーマッラーイの分析によると、株式市場の総合指数は、投機ペースが大幅な減少を見せ、トレーダーの決定に対するポジティブな気配を制御した結果としての利食いの波が見られる中、取引は安全圏内にあり、より以上のリスクにさらされる方向には向いていないにも関わらず、いくつかの継続的な取引に一貫して集中することに、より大きなエネルギーが注がれている。
そして、トレーダーや個人の決定を左右する心理的要因に対処する際の安全地帯を代表するものであるということで、この状況は現在、株式市場のトレーダーを主要株や運用株に集中させているのである。
(後略)
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( 翻訳者:長馬大知 )
( 記事ID:37382 )