サウジ石油相、エネルギー分野の技術革新における中国との協力を強調
2015年04月30日付 al-Hayat 紙
■ヌアイミー氏:エネルギー需要は増加する
【リヤード:本紙】
サウジアラビアの石油相、アリー・ヌアイミーは先日のサウジアラムコリサーチセンターの開設にあたって、「人口及び中産階級の増加、各国の経済的繁栄への願望により、国際的なエネルギー需要は増加し続けるだろう」と強調した。
さらに、「歴史上のどの時期よりも今日、エネルギー分野におけるイノベーションの必要性が高まっていることは、紛れもない。」と述べた。また、彼は「サウジアラビアと中国の両国は、国際的な発展の土台となるものは知識の拡充や研究開発、そしてイノベーションであり、これらが必要不可欠であるという点で見解が一致しており、特に、両国が直面している最も重要な課題を克服するために、エネルギー分野における技術の革新を支援することが期待される。」とも述べた。
彼はこの分野で、中国が基軸となる役割を果たすと確信する立場から、こう述べた。「中国の指導者の描く革新的な戦略は、今必要とされているものに対しての深い理解を示していた。・・・そこでは、市場に対し適切なインセンティブや、法的枠組み、多様な財源選択が必要となる。」また、それに加え、「中国は既に取り組みを始めている。すなわち彼らは国内総所得の2.2%を研究と開発に費やし、また、毎年90万以上の卒業生を工学分野に投入しており、自国に、1600以上の研究開発センターを有している。」とも述べた。
ヌアイミーはまた、同国が先導的な立場にあることを強調し、それは経済資源多様化のために、サウジアラビアがイノベーションを活用することであるとして、次のように述べた。「我々が求めている最も重要な支柱は、研究や先進的開発の支柱である。アブドゥッラー国王科学技術大学は我々が行っていることを示す素晴らしい実例であり、この大学の学生は太陽エネルギーやバイオマス技術、その他の様々なエネルギー分野におけるイノベーション実現のために、研究を行っている。」
同氏は、サウジアラビアが中国やパートナーである中国人との良好な関係を深めることを確信して話を総括し、以下のように述べた。「両国が常に変革をもたらすイノベーション分野において共に取り組むことで、両国は建設的な形で前進することができる。私は、両国の科学技術分野における協力により、世界が恩恵を得ることを望んでいる。」
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37415 )