【地域の陰謀の元凶はイスラエル】
シリアのファイサル・メクダード外務次官は、イスラエルがこの地域の国々に陰謀を巡らしている元凶であるとした。
同次官は、「中東において近年起こった事件のすべてが、基本的にイスラエルから仕掛けられたもので、実際にあった残虐非道な行いを隠したまま、その目的達成のために傭兵を送り込んでいる。」と続けた。
同氏は、イスラエルの行いがこの地域の陰謀の元凶であると述べた。「米国とサウジアラビアやカタールなどの国には背後にイスラエルの目論見やエージェント、陰謀が潜んでいる。それゆえに、この地域の各国民が彼らの支配から自衛を行うのは当然である。」
彼は、シリア侵攻の目的の一つが抵抗の除去であるとし、次のように述べた。「我々は、イラン・イスラム共和国とイラン国民からこれまで多大な援助を受け、今も受け続けていることを十全に理解しており、たいへん感謝している。」
同氏は、レバノンのヒズブッラー[またはヒズボラ:神の党]による支援について言及し、「ヒズブッラーのシリア国民への支援は、単に我々を援護することにとどまらず、彼ら自身の防衛にもなっている。というのもシリアやこの地域におけるテロが発表される際、その目的は、非道を行うテロリストたちがレバノン入りし、同国における抵抗の基本軸である存在、つまりヒズブッラーを亡き者にしようするものであるからだ。」と述べた。
また「それゆえ、報復とテロの嵐がレバノンへ向かい、同国の地で戦闘を引き起こさないようにヒズブッラーはシリア国境に留まり、レバノンの党として自国を防衛したのである。」と述べた。
外務次官は「この原則に従えば、我々には一国の独立国家としていかなる者からも自国を防衛する権利がある。しかしテロリストと外国には、傭兵やテロリスト自身をシリアに送り込む権利はない。」と強調した。
ファイサル・メクダード氏は、「つまり、この二つの事柄の間には聞き手の違いしかない。なぜならシリア政府の義務とは、自国を統治するということである。しかし複数の外国政府はテロリストをシリアに送り込み、シリア国民を殺害しているのだ。」と語った。
(2)はこちら
( 翻訳者:GH )
( 記事ID:37441 )