シリアはイランの支援により基盤を維持(4)
2015年04月24日付 Jam-e Jam 紙

 同次官は、またシリアにおける政治議論の動向について次のように述べた。「シリアの事件が起こってから、バッシャール・アサド大統領は政治的[解決]プランを提示した。過去四年間、我々は軍事的解決の道を信じていない。しかし他国は大統領が提示した数々のプラン、特に彼が2013年に行った演説を完全に無視したのだ。」

 彼は、「彼らは、シリアの体制が数時間・数日・数週間・数ヶ月の間に転覆するだろうと思っていた。しかし彼らは、CIAが自ら認めたところによれば、百以上の国からこの国へやってきたテロリストたちの陰謀に対して、シリアの政権が恒久的に不変の状態であるのを目の当たりにしたのだ。」と述べた。

 同氏は、続けて「これまで発表してきた通り、過去四年間に四万人ものテロリストがシリアに侵入している。この数のテロリストが西欧の情報機関の情報もなしにシリアに来ている、あるいはまた彼らの派遣が何の計画もなく行われてきたといったい誰が信じるだろうか。彼らはシリアの戦闘に直接介入しているのだ。」と述べた。

 彼は、モスクワにおいて開かれた[アサド政権と反体制派からなる]シリア人のグループ協議[以後、シリア和平協議とする]に言及して、次のように述べた。「ロシアはイラン同様に友好国であり、この地域の治安確立に尽力している。それゆえ、ロシアとの協力は非常な信頼関係で結ばれている。」

 また彼は、ロシアがシリア内政に一切干渉してこなかった点に触れ、「開催当初からモスクワのシリア和平協議は、非常に小規模であったが、シリア政府と反体制派の間にある氷を融かすことができた。ロシア政府は、西欧諸国に不可能なことを可能にすることを証明した。」と述べた。

 彼は二週間前にモスクワで行われた最後のシリア和平協議を大きな前進と捉え、シリア情勢の判断、テロとの戦い方、[現政権と反体制派]両者の信頼醸成、および国民の和解と問題解決方法の確立を協議内容の基本項目として挙げた。

 彼は次のように述べた。「我々は、政治の次元で大躍進を遂げた。というのもシリアの反対派と政府は、これらの項目において何ら対立することなく合意に至り、シリアの危機を乗り切るための基本的な道が開かれたからである。」

 彼はまた「我々は、テロと戦い、シリア国民を一つにまとめ、わが国に武器を輸送する軍や個人を支えなければならない点で完全一致している。我々はシリアの危機を乗り切るための平和的対策が必要であると確信している。」と述べた。

 ファイサル・メクダード氏は、「協議の第二項目について検討していた時に、一部の者たちが第二項目を討議されないように他の項目を認めさせようとした。もちろん時間も足りなかったが、同時にロシアの友人たちが状況を判断し、我々には次のモスクワでの協議開催に協力するための用意がある。」と述べた。

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( 翻訳者:QW )
( 記事ID:37442 )