メフメト・ギョルメズ宗務長官は、市民の間で議論を呼んでいる100万リラ相当の公用車を購入したという報道に関しての発表を行った。ギョルメズ長官は、問題が、印象操作へとすり替えられたことを主張して公用車を返還することを発表した。
メフメト・ギョルメズ宗務長官は、100万リラ相当の公用車を購入したという報道について発表をした。車両は返還したというギョルメズは、ハベルトゥルクTVの生放送で以下のように述べた。
「閣議は諸機関の特定の部署のために公用車が購入されるのであれば、許可を与えるのです。その許可は県知事府に対しても与えます。車両の要請は、我々から来たものです。現行の車両を使用することは不可能に思われたのです。機会がなかったので話したことがありませんでした。
もしあなたがある印象操作によって宗務庁を貶めることに決めたのであれば、その場合、ただトルコにおいてだけではなく宗務庁が貢献を果たしている全ての場所でも蔑ろにすることになるのです。この報道がなされた時に宗務庁官はまだその車に乗っていませんでした。私がこの報道を目にしたときに私にとってこの車両は一つの墓場となりました。私は一日たりともこの車両に乗り込みませんでした。このような汚点は許しがたいものです。一点の曇りも認められません。
私はひとつの教訓としてこの車両を返還します。」
「100万リラの車両
宗務長官が100万リラの専用車を入手したということが報道された。報道はすぐに世間に波紋を呼びこれをうけて宗務庁が行った発表によって車両の額が、32万2000リラであり、装甲車両ではないこと、公用車は2006年から今まで一度も更新されたことがないこと、そして旧車両が常に故障をきたし、公務が滞る原因となっていたという情報が伝えらえた。ところがその後、ある新聞に車両の領収書が掲載された。2014年9 月付の公式な書類では、車両の値段が、100万6641リラであると明らかにされた。」
■「単なる呪いではなく呪い合いであると言うよう要求された。」
ギョルメズ長官は、フェトフッラー・ギュレン師が行った呪いは、呪いではないと発表するよう求める人たちに、「私がこういうためには自分が無知である必要があります」と回答をしたと説明した。
何十回とこの要請が宗務庁に対し行われたこと、そして呪いではなく、「呪い合い」であったと述べるよう求められたと述べたギョルメズ長官は、「『呪い合い』との関係はありません。預言者ムハンマドとナジュラーンのキリスト教徒との間に起きた『呪い合い』と私たちが呼ぶ事件がありました。そのことをここに当てはめることを望んだのです。つまりは、「ご覧ください、預言者の70人のサハーバ(教友)を殺害した人間に対するものが呪いです。私からこんなものを望むなんてことはしないでください。彼らは宗務庁を傍らに置きたがったのです。私は『ありえません』と言いました。その後、どうなったのでしょう?このことについて彼らは、『この宗務庁官はシーア派だ。その幸せのためにファトワーを出している』と言ったのです。これらすべてを我々は耐えました」と話した。宗務庁を貶める策略が始められたと話したギョルメズ長官は、「これは我々の兄弟自身がそのように信じさせることを願ったのです。我々の闘争はモラルと美徳のための闘争である。しかしモラルと美徳の闘争は嘘によってなされてはいけない」と述べた。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:37444 )