サウジアラビア:世界貿易機関(WTO)加盟を振り返って
2015年05月04日付 al-Hayat 紙
記者会見するロベルト・アゼベドWTO事務局長(AP)
記者会見するロベルト・アゼベドWTO事務局長(AP)

■サウジアラビア:世界貿易機関(WTO)加盟を振り返って

【リヤド:サアド・アスマリー】

アブドゥルアズィーズ・ビン・サルマーン王子・石油鉱物資源副大臣は、「サウジアラビアの世界貿易機関(WTO)加盟と加盟の条件として要求された項目が、エネルギーの分野において王国の国益に悪影響をもたらすものであった」と述べた。

そして、同副大臣は、当時の交渉チームが「資源、エネルギー及び経済多様化にかかる王国の国益の維持」を望んでいたことに言及し、2005年の同国のWTO加盟に際して、同国の国益を維持し、国外市場へのアクセスを獲得し、そして不公平な貿易措置から王国を守るために活躍した交渉チームの努力を振り返った。

同副大臣は、商工会議所連盟がサウジアラビアにおけるハーヴァード大学の卒業生会と共同で開催したセミナーにおいて、最近の世界貿易の動向について講演した。(同副大臣のスピーチは、トルキー・スナヤーン博士が代読した。)

スピーチの中で同大臣は、「(メンバー国)支援のための新たな規則の制定への抵抗を解決する交渉において、交渉チームは成果を挙げた」と述べ、(中略)「EUによる(サウジアラビアの)石油化学輸出に対する過度の異議申し立てを抑えるなど、サウジアラビアのいくつかの輸出品目に対する(他メンバー国の)過度の不満に抵抗した(交渉チームの)努力を評価している」と続けた。

スナヤーン博士は、「アブドゥルアズィーズ副大臣は、メンバー国への支援を保証する(WTOの)力に満足しており、王国はWTO加盟と貿易交渉によって得られた利益を維持し、同機関の活発なメンバーであり続ける」と強調した。

サウジアラビア総合投資院(SAGIA)規則部門を代表するアーイド・オタイビー氏は、「新しいミレニアムは、王国と王国の近代化における組織と規則の発展の異なる時代の始まりを意味する。現在の海外投資制度は、改革、誘因、そして数々の経済・投資分野の自由化を通して国際社会との緊密な関係を形成することに貢献した」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37446 )