フドゥレレズの祭、トルコ各地で祝われる
2015年05月07日付 Milliyet 紙


春の到来、豊潤を象徴するフドゥレレズの祭がトルコ各地で活気のある催し物によって祝われた。フドゥレレズの祭では火が焚かれ、お祭りに参加した人々は火を飛びこえて、願いを木々に掛けた。

春の到来の朗報、豊潤の象徴として知られているフドゥレレズは、トルコ各地で色彩に富んだお祭りによって祝われた。

イスタンブルにあるアフルカプ通りに作られた願い事の木とパネルは願い事の紙で溢れていた。午後7時にアヤソフィアの前で出会ったアフルカプ街区の住民らと国内外の観光客が音楽にあわせて踊りながら、アフルカプに向かって歩いた。至る所に願い事の木とロマのミュージシャンがいるお祭りでは、時が経つにつれて混雑さが増した。

歩くことがさらに困難になった通りで色とりどりの衣装、頭には花を着けてお祭りに参加した人々は、ミュージシャンの陽気なリズムで夜の23時まで通りで楽しんだ。老若男女、トルコ人、外国人、あらゆる人びとが参加したお祭りでは興奮が果てしなく続いた。

■コナック自治体における楽しみ

イズミルのコナク自治体はフドゥレレズを6つの異なる活動で一度に祝った。ギュルチェシュメ、エシュレフパシャ、イキチェシュメリキ、ケメル、テペジキ、及びエゲ諸街区で催されたお祭りには地元住民らの他、何千ものイズミルっ子が押し寄せた。人びとは夜遅い時間までとても楽しんだ。音楽とダンスが止まることのないお祭りで様々な音楽グループが舞台に立った。そしてイズミルの人々にとっては忘れられない夜となった。コナク自治体のセマ・ペキダシュ首長はエゲ街区訪問の際、地元住民らに大歓迎された。ペキダシュ首長はあるロマ女性が彼に贈ったロマ特有の衣装を着て参加した。イシュチラル大通りに溢れかえった住民らと挨拶を交わしたペキダシュ氏にロマ達も熱狂的な歓迎をした。

■トゥンジャでお祭りがある

エディルネ市でフドゥレレズ(カカヴァ)のお祭りの2日目にロマたちとともに街にやってきた国内外の観光客は、サライチでトゥンジャ川の岸辺に押し寄せた。ある者は川の水で顔を洗い、願いをおこない、またある者は願い事を書いた紙を川に流した。一部の女性は橋の上から身に携えてきた下着を紐で川のなかに沈め、願いをおこない、ドラムやズルナの演奏に合わせてダンスを踊り楽しんだ。

国内外の人びとの約3千人が願いをかけダンスを踊った。そこに集まった沢山のロマは、ドラムやズルナの音に合わせてダンスを踊った。ロマの踊りに来客も加わった。婚期を迎えている若い娘たちは川辺にウェディングドレスを身に着けてやってきて、ダンスを踊り、春の到来を祝った。

ブルサはというと、カンベルレル公園で催されたフドゥレレズの祭を大いに祝った。お祭りに参加したロマらは歌とともに何時間も踊って楽しんだ。ブルサ・ロマ協会連盟長のエフカン・オズチメン氏は、今年で6回目となるフドゥレレズの祭が活気あるなかで実現したと述べた。

■素晴らしいカカヴァの火

エディルネ市長共和人民党(CHP)所属のレジェプ・ギュルカン氏は今年、いつも以上に沢山の人びとがフェスティバルに参加したと述べ、「この春が全ての人びとに平和と平安をもたらしてくれるよう願っています。エディルネで何千年も続いている未来を祝います。春の訪れを皆様に知らせます。昨日素晴らしいカカヴァの火を点けました。エディルネの人々だけでなく、各地からいらした方々もいました。本当に大変嬉しく、誇りに思いました。朝、今現在5時の時点でも人びとは楽しんでいます。バスで沢山の方々がいらっしゃいました。この祭りを正しく運営し始めたということです。カカヴァは昨年我々の申請によりユネスコの仮リストに載りました。これが本リストに載るよう、努力は続いています」と話した。

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:37458 )