国会:米国が恫喝をやめるまで核協議を停止するための法案を緊急提出
2015年05月09日付 Jam-e Jam 紙
国会安全保障外交委員会のジャヴァード・キャリーミー・ゴッドゥースィー議員は、米国が恫喝をやめるまで協議を停止するための第三緊急度[訳注:最高の緊急度にあたる。緊急度請求された法案は、第一から段階的に法案提出時に請求した緊急度まで採決が行われる。第三緊急度が認められた場合、直ちに本会での法案審議に入ることになる。]の法案を作成していると語った。
ジョン・ケリー米国務長官とジョー・バイデン米副大統領は、わが国に対する恫喝に関するここ最近の意見表明の中で、またも「軍事オプション」について言及した。
西欧の当局者たちの核交渉の推移を考慮すれば、経済制裁やそれを上回る「軍事オプション」なる言葉は出てこないだろうとどんなに期待しようと、米国の二要人の発言は、イラン・イスラム共和国に対する米国の対応にまったく変化がないことを示している。
米国のこの継続的恫喝に、ハーメネイー最高指導者は先週出席された教育関係の大臣と高官および全国の教職員らとの会合において、米国当局者との「机上オプション」発言という反応を示された。ハーメネイー師は、「米国の二要人が、軍事侵攻すると脅した。第一に過ちを犯している。第二に同じ場所を回ればよい。出口はすでにない。イラン国民は、侵害しようとする者を放っておくことはない。」と述べられた。
先週末の米国当局者の発言後、「核交渉合意を監督するための米国議会の法案」に基づく、別のニュースが報じられた。法案はイランの国会議員に対する非難を伴うもので、彼らは、米国議会のこの措置が同国の公的立場の表明であり、イランと各国の核交渉担当者たちに対してある種の圧力になるという信念を抱いている。
この方針に多くのイラン国会議員が、米国が恫喝を止めるまで核交渉の停止を要求する第三緊急度の法案作成作業に入った。
国会安全保障外交委員会に所属するマシュハド選出のジャヴァード・キャリーミー・ゴッドゥースィー議員は、この法案の詳細について言及し、「この法案は明日、議員たちの署名を得て議院運営委員会に提出される。」と述べた。
彼はこの法案が単一条であるとしながら、次のように語った。「この法案によって政府は、[軍事オプション発言をした]米国人らが謝罪表明を行い、恫喝外交をやめるまで核協議を中断する義務が生じる。」
ゴッドゥースィー氏は、イラン国民の独立と自由が代議士にとって非常に重要なものであると強調し、「大国によってイラン国民の権利が侵害されるのは決して許されない。」と述べた。(ファールス通信)
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( 翻訳者:QW )
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