イラン航空機製造会社(HESA)のスィーラティー代表取締役は、70人乗り国内線用新型旅客機(注)の開発製造計画を発表した。「IrAn-140[52人乗り。アントノフ140のライセンス生産機]の生産は続ける。しかし昨年の墜落事故[2014年8月テヘラン、メフラバード空港]後に同型機の飛行許可は取り消された。」
同氏は、同社による新型機の製造に関する記者会見で次のように述べた。「70人乗りの旅客機の開発製造計画は実施に移され、その製造の財源確保を始めている。」
また同氏は、同社の開発部門が同機の開発に携わっている点に触れ、次のように述べた。「わが社が旅客機の製造で獲得してきた経験を鑑みれば、この新型機は完成するだろう。」
彼は、同社によるIrAn-140型旅客機の製造継続についても触れ、次のように述べた。「しかし同機は、昨年の墜落事故後に飛行許可を取り消されてしまっている。」
スィーラティー氏は、世界における航空機製造が数社の共同体制で行われる点に触れ、次のように述べた。「しかしながら経済制裁により、我々は航空機製造のほとんどすべてを自らの手で行わざるを得ない。」(メフル通信)
(注):本記事には、この新型機に関する詳細はなんら記載されていないが、アントノフ社のAn-148が乗員数でほぼ一致する。なお原文の添付写真は、イラン国内線ATA-Airlines社のエアーバスA320。
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( 翻訳者:TY )
( 記事ID:37543 )