零細ビジネスの整備が雇用問題の低コスト解決の道(3)
2015年06月01日付 Jam-e Jam 紙
家庭料理や手工芸品、刺繍や裁縫といった繊細な技術を必要とする工芸品などは、最小限の費用で最低限かつ安定した収入を失業中の女性および男性にもたらし、多くの社会的・文化的問題を治癒してくれる、広範囲で多様な〔産業〕分野なのである。
一般の人々にも利益
他方、都市の露天商らを整備・管理し、定期的な青空市場を立ち上げることは、下層・中流層の人々の節約にも、大きく貢献すると考えられている。
多くの人が安価でそれなりの品質の商品、もしくは中古の商品を求めているものの、こうした商品は大抵、通常の店舗ではなかなか手に入れづらく、価格も高めであることから、人々は青空市場や露天業が〔都市の一角で〕催されるのを歓迎するものである。実際、彼らは自分たちの〔買い物の〕費用を節約できるのである。
もちろん、こうした市場を散策するのも、それ自体なかなかの娯楽・気晴らしと言えるだろう。というのもそこは、家族みんなが楽しむのに適当な場所であり、買いたいと考えていたにもかかわらず、適当なものを見つけることができなかったり、値段が高かったりしていた品を、思いがけず手に入れたりすることのできる場所だからだ。
いずれにせよ、この青空市場を訪れた人で手ぶらで帰る人はいないだろうし、こうした市場や露天は費用をかけずに、〔人々の〕売買の場となるであろう。そして政府や市がそこから得る税収や、その場の〔雇用対策的〕活用は、何十億トマーンもの節約と、数千もの職の創出、そして数十もの社会問題への対策に資することになるのである。
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( 翻訳者:KND )
( 記事ID:37798 )