パレスチナ:パンの価格引き下げ
2015年06月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■パレスチナ政府とパン屋の間でパンの価格をめぐる危機

【ラーマッラー:アナトリア通信】

パレスチナ統一政府の国民経財省は、パンの価格を12.5%下げ、1キロ4シェケル(1.047米ドル)から同3.5シェケル(0.92米ドル)とすると発表した。

同省のタイッスィル・アムルー次官は、木曜日(11日)にアナトリア通信に届けられた声明内で次のように述べた。1キロあたりのパンの値段を4シェケルから3.5シェケルに引き下げるという決定は、「パンの原材料、特に小麦の世界的な価格下落を受けたものである。小麦はパンの変動費の65%以上を占め、その価格下落がパン生産全体の価格下落につながった」。

声明によると、この決定は今日(11日)から適用される予定で、同省は、「この決定は、量り売り及び公定価格でのパンの販売にのみ適用され、本決定に違反した者は法的責任に問われる」と説明した。

同省は、白小麦から作られるパンの1キロ当たりの販売価格の見直しを、「必要であれば、パレスチナ市場の生産コストのデータに基づいて」、毎月実施する予定だと述べた。

(後略)

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:37803 )