バスラ近くのルメイラ油田で(Reuters)
■イラク:日量300万バレルの原油を輸出
【バスラ:アフマド・ワヒード】
イラク石油省は、同国の原油輸出が日量300万バレルを超えたことを発表した。また、同国が最近重油を汲み上げるシステムの操業を開始したことで、これまでの軽油に加え、重油も輸出できるようになったと述べた。
(中略)
同省の声明は以下のように述べた。
「我々が操業を開始した重油システムは、サウス・オイル・カンパニー(訳註:イラクの国営石油企業)にとって初めての試みである。このシステムは日量85万バレルの重油を汲み上げ、南部の輸出港へと輸送することができる。汲み上げ可能な量は漸次増加する予定である。また、我々はバスラ南部に三つの巨大な石油貯蔵施設も建設した。」
「更に我々は、環境汚染に対処し公共の生活を保護するためのセンターも開設した。このセンターは、製油所と石油輸送パイプラインによって引き起こされた汚染から、大気・水・土壌を綺麗にするために活動する。」
(中略)
また、バスラ県におけるサウス・オイル・カンパニーの広報担当責任者、フィラート・シャルア氏は、本紙に対し以下のように述べた。
「我々は過去、経済制裁の時期も含め、200万トンのバスラ産重油を港からアラビア湾へと輸出してきた。この重油はマーシャル諸島で船籍登録されたオイル・タンカー『オリンピック・ライオン』号によって輸送されてきた。」
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37814 )