イラク:日量300万バレルの原油を輸出
2015年06月08日付 al-Hayat 紙
バスラ近くのルメイラ油田で(Reuters)
バスラ近くのルメイラ油田で(Reuters)

■イラク:日量300万バレルの原油を輸出

【バスラ:アフマド・ワヒード】

イラク石油省は、同国の原油輸出が日量300万バレルを超えたことを発表した。また、同国が最近重油を汲み上げるシステムの操業を開始したことで、これまでの軽油に加え、重油も輸出できるようになったと述べた。

(中略)

同省の声明は以下のように述べた。

「我々が操業を開始した重油システムは、サウス・オイル・カンパニー(訳註:イラクの国営石油企業)にとって初めての試みである。このシステムは日量85万バレルの重油を汲み上げ、南部の輸出港へと輸送することができる。汲み上げ可能な量は漸次増加する予定である。また、我々はバスラ南部に三つの巨大な石油貯蔵施設も建設した。」

「更に我々は、環境汚染に対処し公共の生活を保護するためのセンターも開設した。このセンターは、製油所と石油輸送パイプラインによって引き起こされた汚染から、大気・水・土壌を綺麗にするために活動する。」

(中略)

また、バスラ県におけるサウス・オイル・カンパニーの広報担当責任者、フィラート・シャルア氏は、本紙に対し以下のように述べた。

「我々は過去、経済制裁の時期も含め、200万トンのバスラ産重油を港からアラビア湾へと輸出してきた。この重油はマーシャル諸島で船籍登録されたオイル・タンカー『オリンピック・ライオン』号によって輸送されてきた。」

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37814 )