シリア難民をどこが受入れるのか?
2015年06月15日付 Milliyet 紙


テルアブヤドでの衝突のためシリアからアクチャカレへ新たな難民の波が生まれている一方、トルコが受け入れたシリア難民数は約180万人になった。

この一日で、1万8千人のシリア難民がトルコに入国したとされている。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、5月26日時点でシリアでの内戦から逃れた数百万人のうち1,761,486人がトルコに避難した。また5 月7日時点でレバノンが118万3327人で、トルコに続き最も多くのシリア難民を受け入れた2番目の国になった。ヨルダンは約63万人、イラクは25万 人、エジプトは13万4千人を受け入れている。EUで最も多くのシリア難民を受け入れている国はドイツになった。ドイツが10万人以上の難民を受け入れていることが明らかにされた。

■イギリスには140人のシリア難民

イギリス野党労働党の影の内相イヴェット・クーパー氏によれば、ロンドンは国連難民高等弁務官事務所を通じて現在までに140人のシリア難民を受け入れた。クーパー氏は政府に政治亡命と難民政策を区別しながらシリア難民へ門を開くことを希望した。

■「フランスは役割を大いに果たした」

フランスのマニュエル・ヴァルス首相は、フランスは「役割を大いに果たしている」とし、2012年からこれまでにイラクから5千人、シリアから4,500 人を受け入れていると述べた。5月時点でカナダは1,285人、スイスは3,500人、オーストラリアは5,600人のシリア難民を受け入れることに合意 している。

■割り当て案

現在ヨーロッパ諸国は地中海諸国からの2万人の移民が28の構成国間で均等に割り振られる方針の案を議論している。割り当て案は、受け入れられる移民数を各国の人口、GDP、失業率により決定することを盛り込んでいる。イギリス、フランス、ハンガリー、スロヴァキア、アイルランドは案に反対している。ドイツ、スイス、イタリアは案に賛成している。

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( 翻訳者:須藤夏海 )
( 記事ID:37860 )