2011年ヴァン地震、倒壊の不良ホテルオーナーに禁固11年
2015年06月19日付 Radikal 紙


地震で11人が死亡したアスランホテルの共同経営者、アフメト・アルスラン被告とマフムト・アルスラン被告に、「軽率な行いによって一度に多くの人が死亡した原因となる」罪によって11年1か月と10日の実刑が言い渡された。またヴァン第二刑事裁判所は、被告人らが3年間ホテルの経営管理をすることを禁止した。

ヴァンで2011年10月9日に起こった震度5,6の地震で倒壊したアスランホテルの共同経営者、アフメト・アルスラン被告とマフムト・アルスラン被告へ、11年1か月と10日の実刑が言い渡された。

ヴァンで起きた2つの地震で倒壊し、何百人もの人々が命を落とす原因となった建物に関して起こされた訴訟のうち、2つ目の判決が出た。地震で倒壊したアスランホテルで11人の人ががれきの下に取り残されたことを理由に起こされた裁判の、13回目の公判で、ホテルの共同経営者である2人の被告に、「軽率な行いによって一度に多くの人が死亡した原因となった」罪によって11年1か月と10日の実刑が言い渡された。

■ホテルの上2階は許可が下りていなかった

判決公判で公訴事実を読み上げたベキル・ドゥラン検事は、カラデニズ工科大学によって準備された報告書にある、問題の建物は、建設された年に、静的計画や会計報告を行わずに適当に建設されたこと、1975年の基準を満たさない材料や設備が用いられていたことといった情報に言及した。
ドゥラン検事はさらに、報告書にある通り、建築許可には4階とされていたにも関わらず6階まで建設されたこと、土地に関する報告書が無いこと、すべての不足にも関わらず1975年の災害規制の規定に反対する形で適当に建設されたとことを強調し、公訴事実の読み上げにおいて次のように述べた:

「事件のファイルと訴状に詳細に記されているこの事件は、まず軽率な行いによる罪であるという観点から、TCK(トルコ刑法)第22条で定義されている条項に該当することは明らかである。…」

<後略>

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( 翻訳者:岡田咲月 )
( 記事ID:37908 )