エーゲ海観光地で苦情、シリア難民収容
2015年06月22日付 Hurriyet 紙


ムーラ県のボドゥルム郡の公園と庭園に退避しているシリア人難民の状況は、胸を痛ませるものである一方、観光シーズンの動きが始まった町では、一群の中小業者が、難民が多すぎるため、問題が生じていると明らかにし、地元の行政府に助けを求めた。これを受けて、警察と行政警官は、郡に残る難民たちを、ある学校の庭に集め、また基本的な要求に応えると伝えた。

観光シーズンが始まったボドゥルムで中小業者は、公園や庭園に退避している難民が問題を引き起こしているとして、署名を集めた。難民に対して、手助けをしたと強調するグループは、まずは、ボドゥルムの郡知事庁舎に行った。メフメト・ギョデクメルダン郡知事は彼らを執務室に受け入れ、その中彼らは観光客で混雑する場所でふさわしくない光景が生じていると明言した。この問題は良心に関わる問題であるとし、難民たちがより良い条件で避難できるよう協力すると明言したグループは、しかしこの問題が通常の扱いではなく、計画的な方法で実施されなければならないと述べた。難民に対して、「あなたは、ボドゥルムに来れない」とは言えないと話したギョデクメルダン郡知事は、市長と市民団体の代表者たちとはすでに面会し、物乞いや公園と庭園を寝床とする人に関して必要な措置を行い、一か所に集め、関係する場所へと難民を送ってしまう予定と話した。

■コジャドン市長:対応します

グループはその後、共和人民党 (CHP)所属のボドゥルム市長メフメト・コジャドンを訪問した。メディアに対しては非公開で行われた面会の後で、質問に答えたコジャドン市長は、「県知事府、警察、軍警察、市民団体と再び集まって、統一見解を定めます。とどのつまり、皆、悲しんでいます。人間がこのような環境でいなければならないということに悲しんでいます。しかしながら、ボドゥルムの地域の特色を忘れてはなりません。私たちはできる限り、彼らに対応します」と話した。

■中小業者、訪問に満足

訪問への対応がいい感触であったと話した中小業者の一人オスマン・シリンさんは、「最大の危険は健康問題です。難民には、退避する場所、食べ物、そして衣服の問題があります。私たちは出来る限り手助けをしますが、しかし公園で、大通りで、業者を困難に陥れる状況が生じています」と話した。また他の中小業者であるアティッラ・セルッタシュさんは、「人々は、あれこれ考える前に、まず実際に足を運んで、ここにいる人々と話をしてみなさい。一体誰が、通りで、公園で寝ることを望むのでしょうか?誰も望みません。政府、地方行政、市長のせいにするのは、トルコ人の慣習に似つかわしいものではありません。私たちの元へとやって来た抑圧を受けた人へ助けの手を差し伸べ、食べ物を分け合うべきである。」

■難民を集める

中小業者の訪問の後で、ボドゥルム県警とボドゥルム市の行政警察のメンバーは、今日午後6時以降に、郡の公園と庭園で生活をしている難民を集めて、 共和国中学校の庭に集め始めた。難民の健康状態が調べられ、また食料の要請にも応えることが明らかにされた。来ることを拒否した何人かの難民が、難民が多くいたネイゼン・テヴフィク通りから離れていくのが見られた。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:37930 )