サウジアラビア:夏季のラマダーンで建設の完成は約半分に
2015年06月22日付 al-Hayat 紙
大手業者にとっての難題(Amjad Agha)
大手業者にとっての難題(Amjad Agha)

■サウジアラビア:夏季のラマダーンで建設の完成は約半分に

【ダンマーム:ウマル・マフブーブ】

エコノミストたちは、気温の上昇と断食のため、ラマダーン月中のサウジアラビアにおける建設プロジェクトの実行規模は約半分に低下すると予想した。沿岸地域では、非常に高い湿度がこれに追いうちをかける。

経済を専門とするムハンマド・カフターニー教授は以下のように述べた。「ラマダーン月中は労働時間が短くなるので、生産活動の低下は自然なことである。また、今は夏季の気候である。沿岸地域は湿度もとても高い。特に建設業界では労働が大変になる。」

「この時期、ほとんどの建設請負業者は屋内での作業を好む。屋外で行う必要がある作業は通常、朝もしくは夜に行われる。更にラマダーン月中は、断食の実践と日中に困難な作業ができなくなるため、建設作業の遅れが予想される。建設業界は夏季とラマダーンにより特に影響を受ける業界である。建設プロジェクトの完成は約半分に低下するだろう。」

また、建設請負業者のファハド・ザフラーニー氏は以下のように述べた。「夏季の建設作業はペースが落ちる。それに加え、ラマダーンである。建設請負業者の多くは、ラマダーン月を従業員のための休暇とみなしており、彼らに年休を与えている。この休暇には(ラマダーン明けの)イード休暇もついてくる。」

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37955 )