イラン国民、「聖なる防衛」の殉教者たちに対し後世に語り継がれる別れを告げる(1)
2015年06月17日付 Jam-e Jam 紙


 バハーレスターン広場は昨日、イランが殉教者たちの理想を忠実に守っていることを示す象徴の場となった。殉教者270名のご遺体の葬送の儀式が、「聖なる防衛」〔※イラン・イラク戦争のこと〕の勇士たちの記憶を再び呼び起こしたのだ。現在のダーイシュ一派の精神的父祖たち〔=イラク・バアス党関係者たち〕が革命的イランを支配せんとする幼稚な考えを現実のものとさせぬよう、バアス主義者という敵に立ち向かった勇士たちの記憶を。

 「強要された戦争」〔※イラン・イラク戦争のこと〕の終結から27年がたった今日でも、自らの殉教者たちに別れを告げるために大勢の民衆が集まったことは、イラン人民が〔ホメイニーとの間で〕結んだ誓いにコミットしつづけているということ、そして殉教せし友たちと同様に、さまざまな領域において「勝利」を得るまで「抵抗」を継続させる所存であることを、〔世界に〕再び示すものとなった。

 こうして、昨日午後にバハーレスターン広場で開かれた式典は、テヘラン市民による異例の歓迎によって、イラン的理想を希求する最大級の集会となった。

 この象徴的な式典への人々の参加熱をより一層高めたもの、それは新たに調査されたイラン人殉教者の詳細が発表されたことに対して国民が示した、センシティブな感情である。手を縛られた状態で殉教した〔=イラン・イラク戦争の際に、イラク政府によって捕虜として捕らえられ処刑された〕潜水兵175名の清きご遺体が見つかったのだ。これらの殉教者は今や、イランの名誉の象徴となっており、そのご遺体が祖国に帰還したことで、〔国民は〕イスラーム革命の理想とのバイア(忠誠の誓い)を新たにしたのである。

 新たに発見された殉教者のご遺体の葬送の儀式は、バハーレスターン広場(国会の西門正面)から始まり、メッラージェ・ショハダーに向かって続けられた。道中、式典に参加した人々はさまざまなシュプレヒコールを叫び、プラカードを掲げるなどして、殉教者の理想の保持を強く訴えた。多くの文官・武官、政治関係者、および芸術家もこの盛大なる式典に参加した。

つづく


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( 翻訳者:BU )
( 記事ID:37956 )