イラン国民、「聖なる防衛」の殉教者たちに対し後世に語り継がれる別れを告げる(2)
2015年06月17日付 Jam-e Jam 紙
人民の意義深き参加
この式典で、革命防衛隊の元総司令官で公益判別評議会の書記を務めるモフセン・レザーイー氏は、新たに発見された殉教者たちのご遺体がイスラームの故国に帰還したことに対して、人民が見せている歓迎ぶりに触れ、「今日、我々は国際的な場において、団結と革命的憤激の念を示す必要に迫られている。そのような中、人民が〔葬送の儀式に〕かようなまでに参加したことは極めて意義深い」と述べた。
同氏はその上で、次のように付け加えた。
今日、ダーイシュはバグダードまで35キロの地点に達しており、イラン国民の側から何らかのメッセージを彼らに伝えることが必要だった。現在イエメンでは、寄る辺なき人々が毎日のように空爆の標的となっており、再び殉教者らによって「神は偉大なり」が叫ばれ、「恥さらしな命を長らえさせることができるなどと思うなよ」と指摘されることが必要だった。
〔‥‥〕
同氏は、昨日埋葬された殉教者たちの中に、殉教した潜水兵たちがいたことに触れ、潜水兵たちは戦線の突破を自らの任務とした、もっとも勇敢な戦士たちであったとの見方を示し、次のように述べた。
〔‥‥〕我らが潜水兵らは国の独立と進歩のために、自らの命を両手で捧げた。彼らの手は縛られていたが、しかし屈服はしなかった。敵の前で膝を屈することはなかった。この国の繁栄と進歩は、抵抗と殉教を必要としており、それは潜水兵たちの合い言葉だった。
聖なる防衛の歴史が歪曲されることに対して警告
革命防衛隊元総司令官は演説の別の箇所で、次のように述べた。
これらの殉教者たちは失敗に終わったある作戦の中で殉教した、などと言われているのを、最近聞いた。もし「カルバラー4」〔作戦〕が失敗に終わったというのなら、どのようにしてその12日後に、イランは戦争史上、最大の作戦を同じ場所で遂行したのだろうか。なぜこのような話をして、革命を歪曲し、傷つけようとするのか。
それは彼ら〔=このような話をする者たち〕が、この国における殉教者の道、抵抗の道を暗闇に閉ざそうと考えているからなのだ。しかし彼ら〔のそのような試み〕が成功することはないだろう。今日誰もが、イランは地域の投錨地〔=安心して船を停泊させることのできる安全地帯〕であると認めているのだ。
同氏はさらに、次のように続けた。
彼らは計算づくで、〔イラン・イラク〕戦争に疑問符をつけ、それを傷つけ、歪曲しようとしている。それはこの国の殉教者たちの道が続かないようにするためである。しかし今日、全世界は次のような結果に辿り着いた。すなわちもしイランが存在しなかったならば、近年地域を覆う情勢の不安定化は、地域の全住民5億人を巻き込んだことだろう、と。
同氏はその上で、
その文化、歴史、そして文明が地域と世界の一助となることのできる国民が、どうしてそれらに対する面倒の元となることなどあり得ようか?我々の殉教者たちは、歴史の厳しい試練の中で、初めてイラン国民を名誉ある地位に押し上げた。彼らこそ200年間も続いた歴史的な敗北と、さまざまな領土のイランからの分離という連鎖を断ち切ったのだ。
と指摘した。
つづく
( 翻訳者:8413105 )
( 記事ID:37957 )