「婚資金なんて儀礼上のもの」は禁句!—家族の土台をゆるがす重い婚資金(2)
2015年06月24日付 Jam-e Jam 紙
彼女はさらに、次のように続けた。
婚資金は男性をコントロールする有効な武器とはなりえません。むしろ、しばしば夫婦間のあらゆる諍いの遠因となっているのが、まさにこの婚資金なのです。つまり、「要求があり次第支払わねばならない」という婚資金の性質を理由にして、女性は自分の婚資金を夫に請求しますが、しかし夫の側に十分な資金力がないために、〔夫婦間で〕対立が生じるのです。
こうした対立が高じて、妻が自らの婚資金〔の権利〕を行使し、男性が婚資金を支払う能力がないために刑務所に収監され、それが原因で夫婦がもはや一つ屋根の下に暮らすこともなくなり、別れてしまった、といったケースを、私たちは〔何度も〕経験してきました。
未婚の男性はどんなときも、闇雲に天文学的な額の婚資金を受け入れてはいけません。婚資金の額はその人の収入や能力、経済状況に応じたものでなければならないのです。
男性は結婚の際、自らを、そして〔自らの周りにいる〕他人を苦しめるようなことは控えなければならない。実行不可能な約束はしてはならないのである。重い婚資金を無理矢理新郎に受け入れさせることなど、誰にもできない。むしろ彼ら自身が、自らの理性的判断によって婚資金の重荷を背負おうとするのである。婚資金の支払いが不能になった場合、その責任を別の誰かのせいにすることなどできないのである。
つづく
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( 翻訳者:EM )
( 記事ID:38034 )