■湾岸諸国の高い人口増加率
【クウェート:本紙】
過去10年間の湾岸協力会議諸国の人口増加率は世界でも最も高いものであった。その増加率は、新興諸国や米国の4倍、中国の7倍、そしてユーロ地域の10倍であった。
「アジア・インベストメント」社のエコノミスト、カミール・アッカード氏は、同社のレポートにおいて、その理由を「現在サウジアラビアの人口の33%、UAEとカタールの人口の85%以上を占める多くの外国人労働者の流入」にある、と分析した。
また、「オックスフォード・エコノミクス」社によれば、今後10年間、湾岸諸国では年率1.8%の人口増加が見込まれ、これは新興諸国の2倍のペースであるという。他方、ユーロ地域と日本の人口は横ばいになると予想される。
アッカード氏は以下のように予想した。「今後10年間、世界の人口増加は減速するだろう。技術の進歩により、先進国では死亡率が低下する一方で、新興諸国もグローバル化により欧米を真似るようになり、人口動態が高死亡率・高出生率から低死亡率・低出生率へと変化するだろう。」
「もっとも、新興諸国、特に湾岸諸国の経済成長を支えている人口構成は今後も維持されるだろう。湾岸諸国では先進国の3倍の人口増加率が見込まれ、この急速な人口増加は、政府に都市化と消費財の需要に応えるための基礎インフラの整備を促すこととなる。」
(後略)
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:38037 )