増えるイマーム・ハティプ校、はどめなし
2015年07月06日付 Cumhuriyet 紙


トルコ国民教育省は、イマーム・ハティプ高校の開校を選挙後に加速させた。生徒のいない村の学校から利用されていない建物まで、「すべての空室を利用する」国民教育省は、この半月で25校の新しいイマーム・ハティプ高校で1000以上の教室を開設した。

国民教育相は、選挙の2週間前に始まったイマーム・ハティプ高校の開校を、選挙後に加速させている。もう生徒のいない村の学校、志願者のいない高校、イマーム・ハティプ中学やアナドル高校、小学校で使用されていない教室から移転した学校の空の建物に至るまで、「あらゆる空室を利用する」国民教育省は、ここ半月で1000以上のイマーム・ハティプ高校の教室を開設した。現在のイマーム・ハティプ高校の多くを、「アナドルイマーム・ハティプ女子高校」に変更した国民教育省は、あるアナドルイマーム・ハティプ女子高校を「国際アナドルイマーム・ハティプ高校」に編成した。

6月7日の選挙からひと月後、ヤルチュン・アクドアン副首相は、過ぎ去った時間を「損失」と評し、また「3か月前に、国際投資からほかのものに至るまですべてのものが停止しました。私たちは不安定な状態を排除しなければなりません。選挙になるといつも不安定で、誰もがブレーキをかけます。選挙が終わってひと月経ちましたが、まだあるべき場所に落ち着いていない」と語った。

■45県でイマーム・ハティプ校

国民教育省宗教教育総局は、選挙の約2週間前に行動を開始した。イスタンブル、アンカラ、イズミル、ディヤルバクル、アンタリヤなどの大きい県を含む45県でイマーム・ハティプ高校が開校した。採決された多くの決定により、国民教育省は、2015-2016年の学年度に、1000に近いイマーム・ハティプ高校の教室を追加する。イマーム・ハティプ中学校の使用されていない教室で開校されるイマーム・ハティプ高校を追加すると、この数は1000を超える。

新しいイマーム・ハティプ高校の為に学校が新築されるだけではなく、現在教育を行う建物も使用される。トルコ商工会議所がアドヤマン県に建てた16教室を備える新校舎が、アナドルイマーム・ハティプ女子高校として、またイズミルのカラバーラルにある宗教教育・連帯協会に属する4階建てのビルがアナドルイマーム・ハティプ高校として教育の場になることが決定した。

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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:38099 )