■工業投資が湾岸地域に集中
【ドバイ:本紙】
進行中の投資計画が、湾岸地域の金融及び経済システムに肯定的な影響を及ぼしている。工業分野の投資は、地域経済の、あらゆる生産部門の活動ペースに勢いを与えている。これにより、湾岸諸国は海外での市場取引のシェアを伸ばし、また輸入を減らすことができる。工業分野への投資は、中長期的発展の計画のためには欠かせないものと考えられている。
また、重要なこととして、湾岸諸国における工業部門への投資の集中は、重工業、中規模工業、さらには軽工業を含むものとなった。そこでは、経済と生産の多角化、輸出の拡大、歳入源の多角化のためのモデルとして、最終的な成果において信頼される包括的な工業部門が、湾岸諸国によって目指されている。
湾岸諸国の経済にとっては、しばしば変動する石油価格がもたらす影響を減じさせなければならない。加えて、国際レベルでより安定した、生産的で、影響力を持つ経済システムを構築するため、今の国家資産にとっての最適な取り組みが望まれている。
「マザーヤ・ホールディング」社による不動産の週間報告書によれば、湾岸地域の工業分野が総合的かつ包括的な段階に至り、投資を進めて政府の計画と戦略を集めた目標を実現するための道のりは、まだまだ長い。
湾岸工業化諮問機構のデータ報告によると、工業投資において軽工業や中規模工業が占める割合は小さいままであるが、一方でこれらの分野は、工業分野の労働力において44%以上の雇用をまかなっている。さらに、軽・中規模工業への投資は、湾岸諸国における工業全体の投資のうち4.1%、金額にしておよそ3,800億ドルを占めている。
(後略)
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( 翻訳者:長馬大知 )
( 記事ID:38144 )