ボズクルEU担当相、「トルコの財政赤字と政府債務残高はEUより良い」
2015年04月09日付 Hurriyet 紙
トルコ・EU合同協議委員会会議-ボズクルEU担当相 :「我々の金融指標はEU加盟国中22ヵ国より良い」EU担当相で首席交渉官のヴォルカン・ボズクル氏は財政赤字と政府債務残高においてトルコはEU加盟国中22ヵ国より良い状態であることを述べた。
トルコ・EU合同協議委員会会議-トルコ議会外交委員長ボズクル氏:「我々の金融指標はEU加盟国中22ヵ国より良い。」EU担当相で首席交渉官のヴォルカン・ボズクル氏は財政赤字と政府債務残高においてトルコはEU加盟国中22ヵ国より良い状態であることを述べた。ボズクル氏はブリュッセルで開かれた第34回トルコ・EU合同協議委員会会議で演説した。そして加盟交渉において、政治的支障のためここ4年で一度だけしかセッションが 開催されなかったにも関わらず、トルコでは改革を断固として 続けていることを強調した。ボズクル氏はトルコがEU加盟にむけて順応しようと努力している一環で、ここ4年間TBMM で167の改革案が認められたことを明らかにし、今日以降 政治的支障が取り除かれたならば 加盟交渉にテーマを 合計で34の部分からなるもののうち28個を開き、14個を打ち切る 用意があることを、そして2年で全ての部分において交渉を終わらせることができるであろうことを述べた。ボズクル大臣 は改革をEUの一員になりたいからではなく、トルコ国民にとって利益があるから続けているのだと強調し、「2004年に加盟交渉を始める決定が4時間延期されたときに利率が上がり、証券取引が下落し、経済において非常に大きな(否定的な)動きがあった。今日のセクションの開始と経済の間には何の関連もない 」と述べた。ボズクル氏はEU加盟国が各国の不透明な国民所得 に比べて 政府債務残高がGDP比60%、財政赤字がGDP比3%を超えないことを想定したマーストリヒト基準(収斂基準) において、トルコは今日まで「EU加盟国中22ヵ国より良い状態である」ことを述べた。ボズクル氏はEUの必要な基準が満たされた後、 トルコにビザ免除の決定をした一方で、何も憂慮する必要はないことを明らかにし、「もし我々の国民がヨーロッパへ行くなら観光客として行くだろう。ビザの免除に続き、明確なレベルでトルコへ働きに来るヨーロッパの人々のために我々がビザを要求しないことを必要とする点に至ることができるだろうという期待を抱いている」と話した。ボズクル氏は世論調査によると、トルコでEU加盟を国民投票に持ち込めば社会の約72%が加盟に「はい」と言うであろうことを、そしてこれが重要な支持となることを強調した。欧州議会トルコ担当官のジャン・クリストフ・フィロリ氏は経済及び金融政策の章が可能な限り早く 交渉へと開かれうるために技術的な準備が終わらせられることと 、加盟諸国の承認を期待していることを述べた。フィロリ氏はトルコが加盟過程への繋がりを強めること 、そしてトルコとEUの間で最近頻繁になっているトップレベルの相互訪問、関税同盟の改革のための活動開始、続いているビザ免除交渉 、エネルギー分野におけるトップレベルの政治的談話 の開始、経済談話開始の準備、テロ対策談話、そして解決プロセスにおける前向きな動きが、EU加盟プロセスにおいて前向きな動きとなることを述べた。ジャン・クリストフ・フィロリ氏はこれに対して司法の独立、及び基本的自由に関するいくつかの否定的な動き、立法過程で関係者らに十分に協議されていないこと、そしてソーシャルメディアに対する「不均衡な制限」がこの前向きな一歩に影を落としていることを明らかにした。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:38246 )