トルコ国軍は、1昨日の夜に開始した北イラクのPKK、シリアのISの拠点に対する陸空からの攻撃を、昨日午後まで継続した。
北イラクに対する攻撃には、ディヤルバクル第八戦闘機基地、インジルジキ、バトマン空港が発進した50機の「戦う鷹」F16戦闘機と、マラティヤ県エルハチ郡にある第七戦闘機基地から発進した25機のF4-2020 ターミネーター戦闘機が参加した。一昨日の夜22時30分に始まった攻撃は、昨日の午後15時まで続いた。トルコ陸軍が国境に設置し40キロの攻撃距離をもつ嵐(フルトゥナ)の愛称をもつ155ミリ榴弾砲も、明け方、ISテロ組織の標的にむけ発射された。イラク国境の榴弾砲も、同時刻にPKKの標的を攻撃した。
■バルザーニ、容認
アフメト・ダヴトオール首相は、昨日朝、イラク・クルド自治政府大統領のメスート・バルザーニと電話会談した。首相は、この会見に関し「1時間近く、状況を話し合った。トルコの攻撃が正当な理由に基づくものであり、それゆえ、トルコと協調関係にあると(バルザーニ大統領は)表明された」と述べた。イラク・クルド自治政府側は、バルザーニ大統領がダヴトオール首相に対し「状況の緊迫度に、不満の意を表した」と発表した。
■400地点が崩壊
トルコ戦闘機が攻撃した48か所を含め、北イラクの大小様々な400のPKK拠点が爆撃された。PKK組織の、ザプ、メティナ、ガラ、アヴァシン―バスヤン、シナトゥ・ハフタニン、ハクルク、カンディルの秘密施設が、GBU12モデル最新500リブレ・レーザー照準または標準照準爆弾により砲撃された。
■2時30分に、首相官邸で首脳会議
攻撃が続いている最中、ダヴトオール首相のもとでチャンカヤ首相官邸で「安全保障特別会議」と開かれた。2時20分に始まった会議は1時間10分続いた。会議には、ビュレント・アルンチ副首相、ヤルチュン・アクドアン副首相の他、閣僚のサバタッティン・オズトゥルク、ヴェジディ・ギョニュル、フェリドゥン・ビルギン、タネル・ユルドゥズ、陸軍からフルースィー・アカル大将、軍警察からアブドゥッラー・アタイ大将、空軍からアクン・オズトゥル大将とヤシャル・ギュレル参謀第二長官、首相府ケマル・マーデンオール事務次官、国家諜報局ハーカン・フィダン事務次官、外務省フェリドン・シニルオール事務次官、首相府ハテム・エテ主席交渉官、首相府ケマル・オケム主席相談官、ジェラーレティン・ラケスィズ警察長官、首相府オスマン・セルト広報主席相談官が参加した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:38283 )