ディヤルバクルで軍車列に爆弾、2名死亡4名負傷
2015年07月26日付 Hurriyet 紙
亡くなった軍人の一人セルチュク・ユルドゥルムさん
亡くなった軍人の一人セルチュク・ユルドゥルムさん

ディヤルバクルで軍車列が通過する際に爆弾を積んだ車が爆発した。この爆発で軍人2名が殉職し4名が負傷した。周辺ではPKKメンバーを逮捕するための捜査が開始された。

ディヤルバクルで軍車列が通過する際に発生した爆発で軍人2名が殉職し4名が負傷した。ディヤルバクル・ビンギョル間の道路のフィス高原・アルクル村分岐点で(PKKが)道路を封鎖しているとの通報をうけ、現場に向かった軍車列が通過するのを狙い、停車中の爆弾を積んだ自家用車が爆発した。この事件で二人の軍人が死亡し、4名が負傷した。負傷した軍人はディヤルバクルの病院に搬送された。一方、爆発のあった周辺には装甲部隊が派遣され、捜査が開始された。

■参謀本部:最初に爆発、続いて銃撃

参謀本部のインターネットサイトには、この事件に関し、次のような記事が掲載された。

「分離主義テロ組織に属す一群のテロリストらにより、2015年7月25日22時30分ごろ、ディヤルバクル県リジェ郡カヤジュク村の分岐点でディヤルバクル・ビンギョル間の幹線道路が封鎖され3台の車輛に火がつけられたとの通報を受け、事件現場に、軍警察特別機動隊2チーム、続いて、援軍として軍警察4部隊が6台の装甲戦車とともに向かっていた。これらの部隊が事件現場に到着したのを見計らって、分離主義テロリストらは、事前にしかけておいた爆弾を積んだ自動車と、同地点の地面に埋め込んでいた手製爆弾(EYP)を同時に爆発させた。この結果、1台の装甲戦車が横転した。それに続き、兵士らは、テロリストらによる激しい銃撃にさらされた。手製爆弾の爆発の結果、横転し破損した装甲戦車にのっていた勇敢なる下士官と軍警察の上級軍曹が殉職し、軍警察下士官1名、軍警察上級軍曹2名、軍警察上級伍長が負傷した。周辺では広汎な捜査が開始された。殉職者に神のご加護を祈るとともに、残されたご家族とわが同胞へ哀悼の意を、負傷者の一刻も早い回復を祈るものである。」
(中略)

■ディヤルバクルで警察署に銃弾

ディヤルバクル県バーラル郡にある10ニサン派出所に長銃により銃撃がされた。ディヤルバクル警察の発表によると、この事件により死傷者はいないという。発表によると、「23時10分ごろ、10ニサン派出所に長銃による銃撃が行われたが、守備兵による応酬で、襲撃犯らは事件現場から逃走した。これによる死傷者はなく、銃撃事件に関係した襲撃者の逮捕のため、広汎な捜査がはじめられた」という。

■ディヤルバクルで、ごみ箱に爆弾

ディジレ郡でのこの事件では死傷者はでなかった。2つの未爆発の爆弾と、20個の爆発済みのパイプ型手製爆弾の検証が行われている。

ディヤルバクル県ディジレ郡のゴミ箱で起きた爆発で負傷者はでなかった。県知事府からの発表によると、郡市街地で夕刻、何百人ものマスクをしたグループが、軍に対し手製の爆発物や花火を投げつけたが、軍の介入により、グループは散り散りになった。
チェシュメ広場にあるゴミのコンテナでは、夜中の零時50分に爆発がおきたとされ、発表では次のように述べられている。

「この事件では負傷者はでなかった。ゴミのコンテナが木端微塵にされたこの爆発現場を検証した爆弾処理チームは多数の金属片を回収した。 また、事件に使われた・・20個の爆発済みの手製パイプ爆弾と、2つの未爆発のパイプ爆弾は、必要な検証のため、専門チームにより確保された。」

この爆発により、周囲の家や商店の一部では窓ガラスが割れた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:38284 )