ドウバヤズィト郡軍駐屯所PKK自爆テロ犠牲の兵士が家族に伝えたこと
2015年08月02日付 Milliyet 紙
■「僕たちの駐屯所だけが残った。僕たちにも攻撃してくるだろう」
2日前家族に電話をし、その後殉職した、軍警察兵士のメデト・マトさんは電話で父親に「お父さん、僕たちの周りの駐屯所のすべてが攻撃を受けた。僕たちの駐屯所だけが残っているんだ。僕たちにも攻撃してくるだろう。」と言ったことがわかった。
ドウバヤズィト郡カラブラク軍警察駐屯所司令部へのPKKのテロリストによる爆弾を積んだトラクター攻撃で殉職した軍警察兵士メデト・マットさんの遺体は実家に送られた。
テロ組織によって爆弾を積んだトラクターとライフル銃でカラブラク軍警察駐屯所司令部への攻撃がなされた。この攻撃で2名の軍人が殉職し、重傷4名を含む31名の軍人が負傷した。
攻撃で殉職したメデット・マットさん(22)は故郷アドゥヤマンのカフタ郡イキズジェ村にある実家は悲しみに包まれた。カフタ知事アフメト・ガーズィ・カヤ氏と軍警察司令官グルベト・ケスキン氏によって父親ヌレッティンさん、母親ニメト・マトさんと彼の兄弟たちに辛い知らせが伝えられた。家族の家の前に救急車が待機し、家のバルコニーにはトルコの国旗がつるされた。間もなく村から村人たちが殉職者の実家を訪れた。
■メデトさんは2日前に家族と話していた
除隊まであと3か月で殉職した軍警察兵士メデト・マトさんの父親ヌレッティン・マトさんはそのつらい知らせに涙をこらえていた。冷静な態度のなかで悲嘆にくれた父親は、亡くなった全殉職者はみんな私たちの子供だと述べた。
2日前に家族に電話をしていたメデットさんは電話で父親に「お父さん、僕たちの周りの駐屯所はすべて攻撃された。僕たちの駐屯所だけが残った。僕たちにも攻撃してくるだろう」と言った。
その際電話にでた母親ニメト・マトさんには電話で「いや、お母さん、誰も僕たちには攻撃しないよ」といって母親を落ち着かせようとした。悲しみに暮れる父親は2日前の電話で話した息子が今日電話してくれることを待っていたと述べ、「今日私たちに電話してくれると期待したが来たのは辛い知らせだった」と言った。
彼の葬儀についての手配が進められているということがわかった。
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( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:38349 )