イスタンブル・スィヴァス高速鉄道、21時間を6時間へ
2015年08月08日付 Radikal 紙
これまで21時間かかったイスタンブル-スィヴァス間の鉄道旅行が、新幹線により5時間49分に短縮される見込みだ。
ヨズガトとスィヴァスを結ぶ高速鉄道計画において、第一段階の基礎工事の主要工程が完了した。クルクカレ-イェルキョイ、ソルグン-アクダー鉱山の区間では工事が続けられているという。運輸・海運・通信省が作成した「交通とコミュニケーションはヨズガトから」と題された資料には、アンカラとティフリスを結ぶシルクロード高速鉄道計画の第一段階となる、クルクカレ-ヨズガト-スィヴァス区間251kmの基礎工事は2009年にスタートしたと記されている。今日までに251kmのうち、ヨズガト県イェルキョイ郡を起点としてスィヴァスのユルドゥゼリまで延びる143km区間の基礎工事が完了し一次点検がおこなわれた。また、残り108km分の工事は3区間に分割されて続いているという。このプロジェクトによる工事が完了した暁には、ヨズガト-アンカラ間の交通にかかる時間は45分に短縮されることになり、工事はクルクカレ-イェルキョイ、ソルグン-アクダー鉱山、アクダー鉱山―ユルドゥゼリ間で継続中である。またこのプロジェクトは8億5000万リラ(約373億円)という入札額で発注され、2018年に完了する予定であると記されている。
■アンカラ-スィヴァス間が2時間51分
総距離602kmに及ぶアンカラ-スィヴァス鉄道は、現在工事が続いているプロジェクトのルートに接続することで141kmにまで短縮され、ヨズガトまでの距離も461kmと短くなる見込みだ。所要時間としては鉄道で12時間かかった道のりが2時間51分になり、また、イスタンブル-スィヴァス間はこれまで21時間かかった道のりが5時間49分となる。
■ヨズガト県が中心に
現在進行中のアンカラ-ティフリス間シルクロード大規模高速鉄道計画のほかにも入札段階の鉄道計画があり、それらも実現した場合、ヨズガト県イェルキョイ郡は鉄道ネットワークが交差する中心地となる。現在、総額19億リラに上るヨズガト県イェルキョイ郡とカイセリ県を結ぶ高速鉄道計画が入札段階に入っているほか、イェルキョイ-クルシェヒル-アクサライ-ニーデ鉄道に関連する計画も続いているという。アンカラ-カイセリ間、あるいはアンカラースィヴァス間の交通の要となるアンカラ-クルクカレ-イェルキョイ間の変電所計画に関連したプロジェクトも始まり、2016年には完了予定であることも明らかとなった。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:38389 )