何百万ドルという資金が隠されていた家が爆撃された。PKKは、この資金が灰燼に帰すや、10人のPKK戦闘員を処刑した。
北イラクのボクリスカンにある隠れ家で保管されていた何百万ドルもの資金と麻薬が、トルコ軍の掃討作戦の結果、移されたゼルゲレにある家で空爆を受け焼失したことが分かった。この物的損失は、PKK幹部たちの怒りと失望を招き、この損失に責任があるとして10人近い戦闘員が処刑されたという。
■何百万ドルもの資金と麻薬が燃えた
トルコ国軍が実行した作戦は、テロ組織PKKの資金と麻薬の倉庫に打撃を与え、組織に憤りをもたらす原因となった。当紙が得た情報によれば、テロ組織PKKの保有していた何百万ドルという資金と、同等の価値を持つヘロインとコカインは、ボクリスカン村付近の潜伏先に保管されていたが、空爆を受け、より高い安全性を確保する必要が出てきたため、ゼルゲレ村の家へ移された。しかし、空爆で移転先の家も燃えた。テロ組織のメンバーは、資金と麻薬を火事から守ろうとしたが、ほんのわずかな資金しか守り通せなかった。火事の結果、麻薬は全て焼失したと思われる。
■組織内で10人を処刑
この物的損失は、テロ組織PKKの幹部たちの失望と怒りを招いた。組織は、この物的損失に責任があるとして、10人近いメンバーをただちに殺害した。
一方でPKKは、空爆による人的・物的被害を防ぐために、ゼルゲレ村にかなりの戦力を注ぎ込んでいたとされている。
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( 翻訳者:粕川葵 )
( 記事ID:38392 )