イスタンブル米領事館に銃撃
2015年08月10日付 Cumhuriyet 紙

朝の時間帯に、イスティンイェにある米領事館が銃撃を受けたと発表された。

目撃者の証言によれば、領事館の建物の前にある詰め所で待機していた警官が朝7時頃に2人の襲撃者によって銃撃を受けた。
警官が反撃をした後、2人とも女であると言われている襲撃者のうちの一人はイスティンイェ方面に、もう一人は領事館の後方の地区に逃走した。女は地区にある建物の庭で追い詰められ、警官との衝突に発展した。襲撃者の弾が尽きたため警官に石を投げ応戦した。警官は女を撃ち、無力な状態にした。この衝突の瞬間は事件の目撃者により携帯で記録された。負傷した女はその後救急車で病院に搬送された。
襲撃を受けて領事館に通じる全ての道路が封鎖された。地区に多数の警官隊が派遣される一方で、事件現場の鑑識チームが領事館前と女が負傷した地区で鑑識を始めさせた。鑑識は11時30分に終了し、封鎖された道路は再開された。機動隊のバスも領事館の庭に入り、待機し始めた。
容疑者はシシュリ・エトファル教育研究病院に送られた。
事件の後逃走したもう一人の容疑者を捕まえるために開始された捜査活動が続いている。

■米総領事館へ襲撃をした人物の身元が判明した

米総領事館への襲撃の後、怪我をした状態で逮捕された女がハティジェ・アシュクであることが明らかにされた。51歳のハティジェ・アシュクが以前、テロ組織DHKP-C(革命家人民解放党戦線)に対する一斉捜査で身柄を拘束され、逮捕されたこと、一時期刑務所に入った後釈放されたことが明らかにされた。ハティジェ・アシュクが2005年に自爆テロ犯として取り調べを受けたことも述べられた。

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( 翻訳者:須藤夏海 )
( 記事ID:38403 )