ハッキャーリ県ダールジャでPKKと交戦、兵士3名死亡
2015年08月14日付 Radikal 紙


ハッキャーリ県ユクセコヴァ郡のダールジャにおいて、PKKと治安部隊の間で交戦があった。第一報によると、兵士3名が死亡したという。

ハッキャーリ県のユクセコヴァ郡のダールジャでPKKメンバーと治安部隊の間で交戦が起こった。速報によると兵士3名が死亡、6名が負傷した。
ユクセコヴァ中心から45km離れたダールジャ地方で、巡回中の治安部隊がPKKの攻撃に見舞われた。
速報によればこの交戦で兵士3名が死亡し、6名が負傷。負傷した兵士らはヘリコプターで病院へ送られ、交戦が続いている地域へ多数の援軍が送られた。ダールジャで空軍の支援を受けて大規模な軍事作戦が始められた。

■参謀本部の声明

参謀本部は、このテロ組織員による攻撃後、地域では空爆が継続されていると発表した。
参謀本部の声明によると、本日16時40分にハッキャーリ県のユクセコヴァ市ダールジャ地域にて任務中の部隊に向けて、分離テロ組織に属するテロリストの一団がバズーカ砲とライフルで攻撃を仕掛けた。
兵士らがすぐこれに応戦したが、勇敢な3名の兵士が死亡したことを明かし、次のように続けた。

「6名の兵士が負傷し、その内1名は重傷である。負傷兵は直ちにヘリコプターで病院へ搬送された。トルコ空軍がダールジャへ戦闘機を派遣し、空爆が継続されている。
この無慈悲で卑劣な攻撃は我々を深い悲しみと苦しみに陥れた。この攻撃で命を落とした英雄たちに神の御慈悲があらんことを。そして敬愛する遺族の皆様と近親者、トルコ国軍の軍人、そして偉大なトルコ国民に哀悼の意を示すとともに、皆様がこの辛苦に耐えることを、そして負傷した英雄の早期の回復を願っている。」

■兵士2名の容態は深刻

交戦で負傷した2名の兵士はヴァン県に搬送された。ユクセクオヴァ市のダールジャで軍とテロリストの間で交戦があり、兵士3名が死亡。負傷した兵士6名のうち2名が応急処置を受けた後ヴァン県に移送された。
ヘリコプターでヴァン県に搬送された負傷兵は、ユズンジュユル大学医学部ドゥルスン・オダバシュ医学センターで治療を受けた。負傷した兵士の容体は深刻な状況と報告されている。

■トカト県の遺族は悲嘆に暮れる

ユクセコヴァ郡で死亡した3名の兵士のうちの一人、ヤスィン・ゲンジェル上級軍曹(23)の故郷トカト県トゥルハル郡に住む家族は悲しみに暮れた。
母親のファトマ・ゲンジェルさんが「息子よ」と言いながら長い間涙を流す様に、人々の胸は張り裂けた。
ハッキャーリ県での交戦で死亡したヤスィン・ゲンジェル上級軍曹の、トカト県トゥルハルで暮らし家族は辛い知らせを聞いて絶望した。

死亡した3名の兵士のうちの一人、任務経験4年だったヤスィン・ゲンジェル歩兵上級軍曹の、トゥルハル市郡で暮らす家族へは、軍関係者から知らせが渡った。ユヌス・エムレ地区オルネキ通りの5階建てのアパートの最上階に住む母親のファトマ・ゲンジェルさんと父親のアリ・ゲンジェルさんは、息子の死亡の報せに打ちのめされた。4人の子供の末っ子で独身だったヤスィンさんの死亡の知らせを聞いた両親は涙を流し悲嘆に暮れた。死亡の知らせを聞いた親戚はヤスィンさんが住んでいた家を訪れ家族を慰めようとつとめた。母親のファトマさんは、「息子よ」と言いながら涙を流した。遺族の家のバルコニーとその地域には大きなトルコ国旗が掲げられ、アパートの入口では112緊急隊員が待機した。

ブンヤミン・ユルドゥズ郡長と、ユルマズ・ベクレル知事、県軍警察副司令官のイルファン・オズジャン中佐は殉職した兵士の家族を弔問し、定年退職した父親のアリ・ゲンジェルさんとその家族に哀悼の意を表明した。殉職した兵士の家族が暮らしている家の前に集まった住民たちは大きな悲しみを抱えた。

死亡したヤスイン・ゲンジェルさんの近所の友人であるムハッメト・アリ・アイドゥンさんは死亡したゲンジェルさんが4年間上級軍曹であったと話し、「我々国民の中でトルコ人とクルド人の兄弟愛は誰であろうと破ることはできない。今、彼の母親が上げる悲鳴は本当に心痛むものだ、しかし誰一人としてクルド人はくたばれなどと言わない、誰もがくたばれPKKと思っている。神のご加護により誰もこの国の国民を倒すことはできない」と述べた

■殉職の1週間後、二人目の子供が誕生

交戦で死亡した軍警察のドゥルスン・タシュティケン一等曹長(27)の、コンヤ県ドアンヒサル郡に住む家族も泣き叫んだ。兵士の訃報は、デシュディーン地区にある父親の家に112緊急隊員を伴ってきた軍当局者によって届けられた。

息子の訃報を聞いた父親のアフメト・タシュケンさんと母親のルキエ・タシュケンさんは涙を流した。気を失った両親を112緊急隊員が介抱した。
ドアンヒサルのメフメト・チャムルジャ郡知事、アクシェヒル軍警察司令官アリ・ウスル少佐、ドアンヒサル軍警察司令官ジュマ・バル上級曹軍、ドアンヒサル市のアブドゥッラー・コチ市長が死亡した兵士の家を訪れ、近親者や近所の住民と数多くの国民が父親のアフメト・タシュティケンに哀悼の意を示した。
訃報が知らされると、死亡した兵士の家にトルコ国旗が掲げられた。
死亡した兵士にはアフメトという名の2歳の息子がおり、2人目の子供が1週間後に生まれるところだったという。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:38431 )