アル=フーシー氏「サウジ政府は南イエメンの分離を画策している」(3)
2015年07月28日付 Jam-e Jam 紙
サウード家のシオニスト的目標
サイイド・フサイン・アル=フーシー氏はインタビューの続きのなかで、サウジアラビアがイエメンと戦争を起こした動機について、次のように述べた。
イエメンは貧困という点から見た場合、アラブ諸国のなかでは一番の国であり、サウジアラビアが我が国〔=イエメン〕の石油や埋蔵資源を追い求めているのではないということは明らかだ。そうではなく、彼らは西洋やアメリカ、そしてなかでもイスラエルの利益の保全を求めて、戦争に突入したのである。
「アラブの春」が地域諸国を覆った際、アメリカやイスラエルに支援を求めたのはサウジアラビアだった。サウジは民衆革命に対抗する新たな策を講じるよう、彼らに求めたのである。
これらの革命に対するテロリズムが拡大したことが、革命がもはやこれらの国で実を結ばなくなった理由なのだということに、疑いの余地はない。イスラエルは地域の現状に満足しており、自国のあらゆる諜報・戦争機関を使って、地域諸国の分解を画策している。
まさにこのことが、イスラエルとサウジアラビアの関係強化の理由なのである。というのも、シオニストたちはサウード家を、自らの目的実現のための手段とみなしているからだ。
同氏は、ナジュラーンでの暴動について触れ、
ナジュラーンとジャーザーンはサウジアラビアによって占領されたのであり、これら2ヶ所は〔本来〕イエメンの国土に属しているのである。ナジュラーンの人々は抗議運動を立ち上げ、デモ行進を行うことで、サウジ国家に対して戦争をやめるよう求めている。サウジ政府はこれらの人びとの要求に対して、殺戮をもって応えている。
と指摘した。
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( 翻訳者:YMG )
( 記事ID:38448 )