「私たちの身体を被う宝」—文化遺産庁、イランの民族衣装の登録・整備を計画(1)
2015年08月06日付 Jam-e Jam 紙
【芸術文化部:キャミール・エンテザーリー】民族衣装の点から言えば、イランには幅広い多様性があるが、しかし都市部に住む人々は西洋的な服装を好む傾向にある。
こうした事実は、なぜわれわれは衣服をデザインする際、地域の民族衣装をあまり利用しようとしないのか、との疑問を惹起する。その一方で、アラブ諸国やインド・パキスタンのような国々では、人びとは依然として、伝統的な国民服を着用しているのである。
ジャーメ・ジャム紙によると、我が国のデザイナーらが自らのデザインのなかで、地域的・民族的な衣装に関わる要素をあまり活用しようとしない理由の一つとして、彼らがこれらの衣装の存在やその詳細について無知であることが挙げられるかもしれない。
こうしたことから、大学や研究所、メディア、特に国営メディアなどで、このような衣装に可能な限り注目することが喫緊の課題であるといえるだろう。こうした衣装を紹介して、人びとに知らしめるためには、より一層の努力が必要なのだ。
こうした状況で、文化遺産観光庁研究所の人類学研究室は、イランを構成する各民族の衣装を整備するとともに、今年、イラン民族衣装展覧会の開催を計画している。
つづく
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( 翻訳者:AWN )
( 記事ID:38495 )