殉職軍人父、「言いたいことは山ほどあるが・・」
2015年08月29日付 Cumhuriyet 紙
14日前にハッキャーリ県ダールジャ地区で起きたPKKのテロリストたちとの交戦によって重傷を負い、ギュルハーネ軍病院で治療を受けた甲斐なく死亡したムスタファ・ケマル・オザタ上級伍長の、コンヤ県中心地セルチュクル郡にある生家に、多くの弔問客が集まった。
殉職した軍人の父であるメフメト・オザタさんは、市民らの弔問の希望を受け入れた。その場で短いスピーチを行ったオザタさんは、息子は23歳であったこと、1年間軍人としての務めを果たしてきたことを述べ、「息子は愛国心から軍人になった」と話した。
近頃のテロ事件の増加に関した質問に対し、殉職者の父親は、「話すとなると、非常に重たいものもあります。話さないでおきましょう。口にする必要はありません。言いたいことは山ほどありますが、みなさんを不快にさせてしまう」と答えた。
殉職したムスタファ・ケマル・オザタさんの遺体は、霊柩車で家の前まで運ばれ、お別れのあいさつを受けた。この時、町の近しい人々は涙に暮れた。
また、生家が位置する町の通りの建物にはトルコ国旗が飾られた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:粕川葵 )
( 記事ID:38539 )