チャナッカレ県で襲撃に遭った人民民主党(HDP)県支部事務所に、今回、党幹部がトルコ国旗を掲げた。
ハッキャーリ県シェムディンリ郡ダールジャ区で襲撃を受けた契約歩兵少尉ファーティフ・ドゥルさんの遺体がチャナッカレへ送られた頃に襲撃に見舞われ、被害を受けたHDP事務所に、党幹部がトルコ国旗を掲げた。
HDPチャナッカレ県シェフムシュ・アスラン共同支部長は、党事務所前で行った記者会見で、「邪悪な手がボタンを押し、この国は血まみれになった」と述べた。
ダールジャ襲撃で犠牲となったファーティフ・ドゥルさんの遺体がチャナッカレへ送られた頃、党事務所が襲われたと述べ、「我々もこの汚れた戦いにおいて、ダールジャでチャナッカレの子の犠牲を出した。ファーティフ・ドゥルさんに神の慈悲があることを祈るとともに、ご遺族の方々に心からお悔やみ申し上げる。これが最後の痛みとなってほしい。もう十分だ、この地は血にまみれている」と語った。
アスラン氏は、この流れが止まない限りトルコに未来の安寧を築くチャンスはないと述べ、決して未来を血塗られたものにしてはならないと強調した。
アスラン氏は、党事務所が襲撃されたと繰り返し、「事務所のガラスが割られ、パソコンが奪われ、文書が焼かれた。周辺の商工業者も被害に遭った。あたかも、我々皆の故郷の象徴である国旗と共に我々が悲しんでいるかの如く、旗が掲揚されている。我々は襲撃者とその背後に何がいるのかについても知っている」と話した。
アスラン氏は、党事務所を襲った集団について検察に告発した、と述べた。
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( 翻訳者:山根卓郎 )
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