エジプト:「シュルーク」ガス田で天然ガス生産倍増の見込み
2015年09月13日付 al-Hayat 紙
エジプト領海にあるガス採掘機(YouTube.com)
■エジプト:「シュルーク」海上鉱区のガス田によって天然ガス生産倍増の見込み
【カイロ:本紙】
「エジプト経済研究センター」は、開発中の「シュルーク」天然ガス田が完成すれば、エジプトの生産量は一日平均28億立方フィートに増加し、2018年までに生産量が倍増すると見込んでいる。同センターは、「2018年に天然ガス田は30億立方フィートに達し、エジプトは予想される今日の赤字を相当に縮小できる」と指摘した。
同センターは、「エジプトは、生産能力の利用を高め、それによって2018年から2019年の間、平均6パーセントの成長率を記録し、さらに雇用機会が増えて失業率は10パーセント以下に低下する」と述べた。
また、「ガス田が完全には開発されない場合、政府は抽出された天然ガスの一部を輸出し、国内需要に応じるために、エネルギー源からより多様な選択肢を提供する」と加え、「天然ガスのうち29パーセントを輸出しつつ、生産分の残りを国内需要の一部をカバーすることに当てる」と指摘した。
同センターはさらに、「エジプトは、天然ガスの採掘源としての立場を回復し、それは長期的には、エジプト・ポンドの価値を高め、外貨準備高の増加につながるだろう。同様に、配電網の開発による輸出収入と、再生可能エネルギー源への投資を促すだろう」と指摘した。
(後略)
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( 翻訳者:増澤奈央 )
( 記事ID:38655 )