ベイオールでジズレ抗議―グルプ・ヨルムのメンバーら逮捕
2015年09月21日付 Radikal 紙
ベイオールで、グループ・ヨルムのメンバーを含む11人(うち6人は女性)が、ジズレで発生した事件に関して記者会見を開いた。記者会見の後、身分証明書の提示を求めた警察は、拒否した11人を力ずくで逮捕した。
グループ・ヨルムのメンバーを含むこのグループは、ジズレでの事件に関して記者会見を行うために午後8時ごろに、ガラタサライ広場に集合した。
「ジズレで、AKPが殺戮をしている。クルド人は屈しない」と書かれたプラカードを掲げたグループのメンバーは、その直後にスローガンを叫んだ。
スローガンの後に、グループ・ヨルムのメンバ-であるエズギ・ディラン・バルジュ氏は、記者会見で声明を読み上げた。会見では以下のような表現が用いられた:「AKPは政権を保持するために、テロだというデマを流し殺戮を行い、集団的なリンチを行うことをやめようとしない。テロの言説が日ごと、人々の間の連帯を分かち、それを無くそうとする状態にある。テロとは、通りに足を踏み出すあらゆる人々が弾丸の雨にさらされることである。町ごと家に閉じ込め、電気も水もない状態へと追い込んでしまうことである。ジズレで、わがクルド人は特別機動隊により殺された人々の遺体を、氷と水とで隠そうと努めている。AKPは一般の人々に対する戦争で人の道に外れたあらゆることを行っている。クルド人とトルコ人、それぞれを対立させようとしている。なぜなら、彼らは、クルド人、トルコ人、アラビア人、アルメニア人・・・こうした人々が団結すれば、不正、殺戮の責任が問われるからだ。この責任をAKPは恐れている。人々の唯一の解決策は、殺人者との交渉の席に座ることなく、手を握ることなく、最後まで闘争をすることである。唯一の解決策は、これらの人々が本当に平和のうちに暮らすことのできる社会主義の国である。つまり、AKPはこの事実を恐れているのである。
■まず、ミニ・コンサート、その直後に逮捕
会見の後でミニ・コンサートを行ったグループ・ヨルムのメンバーたちが活動を終えるころ、私服警察が、身分証の提示を求めた。グループ・ヨルムのメンバーの一人であるセルマ・アルトゥン氏は、自分たち以外の誰に対しても身分証明書の確認が行われておらず、この対応が独断的であると主張して、身分証明書は提示しないと伝えた。これを受けて、機動隊のメンバーは彼らをぐるりと取り囲んだ。
身分証明書を提示することを頑なに拒んだグループは、警察によって、力づくで逮捕された。この際、機動隊の警官らは、盾を高く掲げ、報道関係者たちがこの様子を写真に収められないように妨害した。逮捕された11人(内女性6人)が警察署に連行された。
■グループ・ヨルムからの発表
一方で、逮捕事件に関してグループ・ヨルムから、書面での発表が行われた。
発表では、グループ・ヨルムのメンバーであるセルマ・アルトゥン、エズギ・ディラン・バルジュ、グループ・ヨルムの学生からはへリン・ボレキ、エメキ・イェシルマク、フラト・クル、イディル文化センターで働く、メラル・ギョクオール、グループ・ヨルムのコーラス隊のセダト・バシュトゥルク、そしてウムドゥン少年オーケストラの一員である、ギョルケム・カラジャらを含むメンバーが逮捕されたということが明らかにされた。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:38721 )