ダウトオール首相、メルケル独首相らと会見―国連総会
2015年09月26日付 Milliyet 紙
アフメト・ダウトオール首相は、国連総会のためにニューヨークを訪れ、ドイツのアンゲラ・メルケル首相と面談した。
両国の代表団による会談と両首相による会談は約45分続き、シリア問題と難民の移民問題が重点的に取り上げられた。この会談に、国家諜報局(MİT)のハーカン・フィダン事務次官も出席したことも注目を集めた。
ダヴトオール首相は、メルケル独首相との会談で、まずヨーロッパに向かう難民によってもたらされる危機に向けたEUの決定と、EUに対するトルコの提案を取り上げた。
会談でメルケル首相は、難民問題の解決に関する提案を含むダヴトオール首相の書簡を受け取り、内容を歓迎していると答えた。
ダヴトオール首相は、シリアの人々が自国におけるアサド体制の空爆やテロ組織の攻撃から守られることが重要だと指摘した。
■安全地帯を要望
ダヴトオール首相は、トルコが数年来要望してきた安全地帯設置の要望を再度述べた。ダヴトオール首相は、安全地帯の要望が移民問題の解決において重要であると指摘し、この問題において一歩を踏み出さないことは日に日に危機を増大させていることに注意を喚起した。会談で、ドイツに逃走したPKK-KCKとDHKP-Cのメンバーと、最終的に逮捕が決定されたもののグルジアを経由してドイツに逃走した元検事ゼケリヤ・オズとジェラル・カラがトルコに送還される過程に関する問題も取り上げられることが指摘された。ダヴトオール首相とメルケル首相は、シリア危機と難民問題に関して、トルコ・ドイツ間の二国間計画で設置が決定された大臣級作業部会が、トルコの隣人であるギリシャをはじめ、EUの国々と各委員会と集まることを受け入れた。2国の首相は、これらの取り組みの結論を今後再びまとめ、このプロセスを再び評価させる予定だ。
■アッバース大統領と会談
ダヴトオール首相は、その後パレスチナのマフムード・アッバース大統領と面談した。会談で、イスラエルのアル・アクサー・モスクに対する攻撃とエルサレムで起こっていることについて、パレスチナ人による2つのグループ、ファタハとハマスの間で起きている問題も取り上げられた。
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( 翻訳者:永山明子 )
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