県都市整備局局長オスマン・カズガン氏は、ハッキャーリがトルコで大気汚染が最もひどい県のトップになったことを明らかにし、天然ガスの使用によってこの問題がくい止められる可能性があると述べた。カズガン氏は、会見で町では特に冬季に起きる大気汚染は使用される燃料が低品質であることと町の地理的な構造が原因であると述べた。
カズガン氏は、山々の間にある町で起きる大気汚染が出口を見つけられないために町の上空に垂れ込めていることを説明し、燃料が変更され天然ガスが使用され始めることによってこの汚染がくい止められる可能性があると述べた。
カズガン氏は、町の救済が天然ガスにあるとし以下のように述べた。「我々の局の情報によれば、大気汚染は特に午前5時から6時の間に高まる。平均で二酸化硫黄(SO₂)の値が101、粒子状物質(PM)の値が150である。これは、呼吸器疾患を引き起こす病気が子供や高齢者に影響を及ぼす値だ。大気汚染はこの後の時間は普通であっても夜間に汚染の割合が再び最高レベルに達するのである。」
県保健局長のハルン・アシャン氏は町で冬の条件が峠を越したことに言及し、県民が使用している薪やテゼッキ(燃料として使用される乾燥した牛糞)、低品質の石炭が大気汚染の原因となっていると述べた。
アシャン氏は毎年冬季には同様の状況に遭遇するとし、「冬に、特に肺の病気の外来診療で呼吸器の不調を訴える患者数が夏と比較して4倍に増加するのを見ている。これも大気汚染が原因となっているのである」と述べた。
ハッキャーリ国立病院肺疾患専門家のエスィン・ソンカヤ医師は特に冬季に患者数において大きな増加が起きることを指摘し、呼吸困難や同様の不調が見られる県民は汚染の割合が高くなる時間帯に外に出る状況では必ず保護マスクを使用することが必要であると述べた。
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( 翻訳者:須藤夏海 )
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