スカーフ妨害の大学教員に2度目の処分
2015年10月02日付 Hurriyet 紙


エーゲ大学で、スカーフをしている学生の教育を受ける権利を妨害したことによって、4,5か月の実刑が与えられたエサト・レンナン・ペキュンリュ教授へ、4人の女子学生が同じ理由で申し立てをしたため二度目の裁判が昨日イズミル第九第一審刑事裁判所で開かれた。

何人かの共和人民党のイズミル県選出国会議員も参加した公判で、ペキュンリュ氏へ最後の質問がされた。前の意見をもう一度主張したことが明らかとなったペキュンリュ氏は、無罪判決を求めた。スレイマン・チェキルメズ裁判長は、トルコ刑法112条第1項と119条の第1項に基づいて、強制や脅しを用いて、あるいはその他の違法な行為によって個人の教育と学びの権利を妨害したことによって2年1か月の実刑を宣告した。ペキュンリュ氏は、2年と1か月の実刑の決定を最高裁判所が認めた場合、もう一度刑務所に入って、判決における減刑条項に従いさらに約4,5か月刑務所に残ることになるだろう。

■判決に拍手で抗議

公判の後、ペキュンリュ氏を支持するグループが、判決に拍手で抗議した。ペキュンリュ氏の弁護士であるムラト・ファーティフ・ユルキュ弁護士は、判決は政治的であると主張した。ユルキュ弁護士は、それ以前の判決に対するのと同様に、この判決に対しても欧州人権裁判所に申し立てを行うと述べた。

ペキュンリュ氏は、エーゲ大学の学生ファトマ・ヌル.Gさんの訴えを受けて行われた同様の裁判で“違法に教育と学びの権利を妨害したとして”2年と1か月の実刑を受けた。2014年11月27日以来4,5か月フォチャ刑務所におり、4月に釈放されたそうだ。 

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( 翻訳者:岡田咲月 )
( 記事ID:38798 )