領空侵犯問題をきっかけに冷え込むトルコ-ロシア関係において重要な展開があった。ロシア側の発表によると、トルコ政府は同様の危機を防ぐため、協働同盟関係の構築を提案した。
トルコ政府とこの件について協議したと言われるロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は、「在アンカラのロシア大使館軍事顧問がトルコ防衛省を訪問した。火曜日(6日)の午後行われた会談で、トルコ側の担当者と面会したわが国の職員は、我が国の対シリア政策と同様の危機を未然に防ぐために、協働同盟関係の構築に向けた提案を受けた」と話した。
コナシェンコフ氏は、この同盟関係がトルコとロシアの防衛省レベルで構築される計画であるとし、「現在この件について調整を行っている」と話した。
■モスクワへ招待
これに先立ってロシアのアナトーリ・アントノフ国防副大臣は、「誤解を解くために会合を開催する」べく、モスクワを訪問するトルコ側の要人を手厚くもてなす用意ができていると語った。
トルコ政府とロシア政府の関係は、先週末、ロシア籍戦闘機がシリア国境付近からトルコ領空を侵犯したことから緊張が高まっていた。
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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:38821 )