イラン石油省国際問題・商務担当次官「日本はイランからの石油輸入増加を歓迎」(1)
2015年09月10日付 Mardomsalari 紙
【マルドムサラーリー紙9面】イラン石油省国際問題・商務担当次官は、「協議の中で日本側は、イランからの石油輸入量が最大35万バレルまで増加することを歓迎する意思を示した」ことを明らかにした。
石油省によると、アミール・ホセイン・ザマーニーニヤー氏は、イランが国際的な企業と協議を行っていることについて、次のように述べた。
まず指摘しておきたいのは、我が国と5+1(国連安保理常任理事国とドイツ)との間で結ばれた核合意は、石油業界の動きに直接的な影響を与えているということである。しかし忘れてはならないのは、この合意はイランが地域や世界で本来の地位を再び獲得するための第一歩であるということだ。なぜなら、過去数年の間、イランの敵対者たちは我が国を、〔世界の〕安全保障上の脅威であるかのようなイメージへと引きずり込んできたからだ。
同氏はさらに、次のように続けた。
イランの石油産業は、その巨大な規模と高い価値のために、イスラーム革命の当初より、西洋諸国による制裁の対象とされてきた。この産業はイランだけでなく、世界中のどの国においても、他の産業と比べるべくもない。それ故、アメリカ大使館占拠事件の後、われわれのライバルや敵どもはただちにこの産業を最も苛烈な制裁下に置いたのである。
同氏はその上で、「過去10年間、これらの制裁の強化によって、この産業は本来あるべき隆盛から取り残されてしまった」と言明した。
同氏はドイツとの協議について、次のように述べた。
ずっと前、イランと5+1との核協議の行方がいまだはっきりとはしていなかった頃、イラン石油相はドイツのミュンヘンで開かれたエネルギー安全保障国際会議の場で、同国のジグマール・ガブリエル副首相兼経済・エネルギー相と会談を行った。この会談で〔イラン石油相の〕ザンギャネは同氏にイラン訪問を招請し、ガブリエルも国際社会のきわめて否定的雰囲気にもかかわらず、この招請を受け入れてくれた。
同氏はその上で、「ドイツ副首相がイランを訪問したことは、ヨーロッパ大陸に一つの衝撃を与えた。実際、ドイツ使節団に続いて、フランスやイタリアの商業使節団もイランを訪問している」と付け加えた。
つづく
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( 翻訳者:MZTN )
( 記事ID:38823 )