トルコ各地でアンカラ爆発テロに抗議―職場で学校でスト
2015年10月12日付 Cumhuriyet 紙
イズミルの抗議集会
イズミルの抗議集会

トルコ各地では、アンカラで起こった虐殺に対し、今日抗議が行われた。

トルコ各地で今日と明日にかけてストライキが行われる。従業員たちはストライキを行い、生徒と教職員は各学校でボイコットを行った。

時々刻々とトルコで起こった出来事は以下のとおりである。

午後3時:トルコ革新労働組合連合(DISK)、公務員労働組合(KESK)、トルコ技術者・建築者連盟(TMMOB)のメンバーらはアンカラで起きた爆発事件に抗議するためのデモ行進をサムスンで行った。
アンカラ駅前の交差点で生じた爆発で命を落とした人々のため、サムスンでデモ行進が開催された。

DISK、KESK、TMMOBによって組織されたデモ行進にはおよそ1000人の人々が参加した。「エッリ・アルトラル国家水道総局」から始まったデモ行進はガーズィ通りを通って続行された。「戦争に抵抗ノー、今すぐ平和を。ファシズムに対する連帯。盗人、殺し屋のAKP」というスローガンを掲げた集団に対し て、(グループが)ガーズィ通りに入ったところにケズバン・ギトミシュという名の女性が、反感を示した。
ギトミシュさんは「ここは私の場所だ。私はトルコ人だ」と叫び、警察にその場から遠ざけられた。ギトミシュさんに対しこのとき、何人かの商店主も反感を示した。デモ行進は報道会見ののち、終了した。 デモ行進に参加した何人かの人々は胸にアンカラで起きた爆発で命を落とした人々の名前が書かれた紙を貼りつけていた。

午後2時:メルディンで開かれた、虐殺に対する抗議集会に警察が介入した。警察は集会にいた市民に対し暴動鎮圧装甲車(TOMA)で放水した。

午後1時:イズミルのギュンドウドゥ広場に、何千人もの人々が虐殺で亡くなった人々を追悼するために集まった。

午後0時12分:イスタンブル裁判所には詰まった弁護士協会がアンカラの爆弾テロに対して抗議を行った。(裁判所の)各フロアでスローガンを掲げ、練り歩いた弁護士たちは裁判所の中の広場に集まった。弁護士たちは抗議運動をそこで続けている。

午前11時50分:ディヤルバクルでは、市管轄の交通機関がアンカラで起きた爆発のため、2日間運休した。交通機関に加え、大学や保健機関も爆発に対する抗議を目的としてボイコットを行った。

午前11時45分:HDPの中央執行部は、平和集会を開催したトルコ革新労働組合連盟、公務員労働組合、トルコ技術者・建築家連盟、トルコ医師連合が虐殺事件の後に宣言した2日間にわたる通常ストライキの呼びかけを全力で支援すると説明した。
説明の中で執行部は「来よう、一丸となって。生活を一旦止めて、平和の声を上げよう」と強調した。

午前11時40分:メルスィン大学の学生たちがボイコットを行った。

午前11時20分:イズミルで何千もの人々がバスマネ広場に集まり始めた。混雑が進行している。

午前11時8分:何千もの中東工科大学(ODTÜ)の学生たちがデモ行進を行った。

午前10時30分:ボアジチ大学の人々がボイコットのために集まった。

午前10時20分:ミマル・スィナン大学でボイコットが始まった。

午前10時5分:アンカラ大学の医学部でも追悼集会があった。アンカラ大医学部のシェイスヴァル・エルトゥルク学部長は大学の学部で行われたインタビューで次のように話した。
「哀悼の意を示します。しかし、抗議してゆきましょう。戦う力を失わないようにしましょう。平和のために集まった人々を彼らは殺したのです。彼らは誰かの加担者ではなく、仲間だった。我々の学部は45名の負傷者を受け入れましたが、2名は搬送前に亡くなられました。また11名の外科手術を承諾いたしました。私は我々の学部に誇りを感じております。しかし、我々の祖国や国民にも誇りを感じましょう。断固とした抗議を行い、戦いましょう。」

午前10時:イズミル広域市でストライキを行った労働者たちが午前10時に追悼集会を開催した。「盗人、殺し屋のAKP」「ファ シズムに対する連帯」といったスローガンを掲げた集会は、午前11時にバスマネ広場で行われたデモ行進と追悼のための呼びかけでもって幕を閉じた。

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( 翻訳者:成田健司 )
( 記事ID:38901 )