アンカラ駅で発生したテロ攻撃を受けて、アンカラ警察署長のカドリ・カルタル氏が更迭された。
トルコ内務省によってアンカラ駅の前で発生したテロ攻撃に関する捜査が適切に行われるためにアンカラ県警察署長、諜報担当局長、治安担当局長が更迭された。
内務省のインターネットのサイトから行われた発表では、この決定は捜査を行う警部の要請を受けとられたことが述べられた。
内務省の発表では以下のことが述べられていた。
「2015年10月10日にアンカラ駅前で発生した卑劣なテロ攻撃を、あらゆる側面から捜査するために任命された一般職員、警察官、また警部の要請を受け、捜査が適切に行われるためにアンカラ警察署長、諜報担当局長、治安担当局長が更迭された。そのため県警察副所長のアフメト・ハカン・アルカン氏がアンカラ県警察署長の後任を務めることを、皆様にお伝えいたします。」
■人員整理の一環で
12月17日の贈収賄一斉捜査の後に警察で始まった人員整理作業を受けて更迭されたカドリ・アイ氏の代わりに、当時クルッカレ県警察署長であったカルタル氏が任命された。カルタル氏は2013年以降、アンカラで警察署長の任についていた。
■そもそもカドリ・カルタルとは
1961年3月3日トルコ南部のメルスィン生まれ。1979年に警察学校を、1983年に警察大学を卒業し、警部補の位を与えられ警察官となった。順に様々な位に就き、エディルネ、エルズィンジャン、デニズリ、イズミルの警察署で業務にあたった。2006年には第1級警察署長に昇進した。警察総局監査委員会委員長として、また2008年~2010年の間にニーデ県警察署長、2010年~2014年の間にはクルッカレ県警察署長として職務を行っていた。2014年1月7日付の辞令によりアンカラ県警察署長として任命された。既婚で2人の子供がいる。
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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:38911 )