エジプト:考古学大臣、東京での古代エジプト展開催を祝う
2015年10月17日付 Al-Ahram 紙
マムドゥーフ・ダマーティー考古遺産相
■東京で「古代エジプト」展開催
【ムハンマド・アブドゥルムウティー、ラナー・ジャウハル】
200万ドルの収入達成が見込まれる中、マムドゥーフ・ダマーティー考古学大臣は昨晩、日本の首都の東京でエジプト考古学の最初となる展覧会「黄金のファラオと大ピラミッド」展覧を開催した。
開会式には、イスマーイール・ハイラト駐日エジプト大使や日本の著名人団体、また展覧会の学術・美術監修者である吉村作治氏が出席した。この展覧会は、来年1月3日まで東京の森アーツセンターギャラリーで催され、その後25か月の間、日本の8つの主要都市に、カイロのタフリール広場にあるエジプトの考古学博物館所蔵の古代王国時代の貴重品から選ばれた120全ての考古学作品が巡回する。
主要なものとして、展覧会のメインの作品とされるアメンエムオペト王の黄金のマスク、メンカウラー王の3神像、カフラー王の坐像、奴隷・労働者・ビールやパンの製造者の像群、書記官の像、古代エジプトのボードゲーム「セネト」の模型、クフ王の船の模型と赤い花崗岩でできたニウセルラー王の像がある。
同大臣は開会にあたってなされたスピーチの中で、この展覧会が、古代エジプト時代の傑作から選び抜かれた作品群の秀でた美術的価値に見合った、大成功を収めることへの強い自信を表明した。そして、日本での展覧会の開催により、特に考古学分野における2国間関係の深さが強調されると付け加えた。
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( 翻訳者:井森彬太 )
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