イラク:商人たち、バグダード入り口における治安組織の締め付けに不満
2015年10月18日付 al-Hayat 紙
イラク治安部隊
イラク治安部隊

■イラク:商人たち、バグダード入り口における治安組織の締め付けに不満

【バグダード:アーディル・マフディー】

過去数ヶ月間、野菜や果物など食料品の価格が上昇しているが、これら食料品を扱う商人たちによれば、その理由は外国や近隣諸国から輸入された商品をバグダードの市場に届ける運送業者たちが直面している問題にあるという。

商人たちによれば、バグダードの入り口にあるいくつかのチェック・ポイントでは、治安を確保し、テロを防止するといった職責を越え、その職権を濫用した腐敗行為が行われているという。

例えば、運送業者たちはトラック一台あたり500ドルから1000ドルの賄賂を要求されている。また、チェック・ポイント通過の許可が下りるまで数日間待たされることもあり、その間に暑さにより食料品が傷んだり腐ったりしてしまう。

ある商人は以下のように証言した。「ヨルダン、トルコ、イランなどの近隣諸国からイラクに輸入される野菜や果物などの食料品は合計で一日あたり500万ドルにも上る。だが、(治安組織による)このような行為のせいで、運送業者が十分に商品を届けられなくなり、イラクとこれら近隣諸国との間の貿易は損害を被っている。商品の価格も上昇している。」

「チェック・ポイントにおける賄賂の支払いと納品の遅れにより、貿易商たちは巨大な損害を被っており、価格が上昇することで末端の消費者である国民も被害者となっている。」

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:38949 )