トゥンジェリ県の、エルズィンジャン自動車道が通るピュリュミュル渓谷で、10月15日に開始された「殉職者、ヤヴズ・ソナト・ギュゼル軍警察少佐作戦」は、昨日終了した。作戦中にPKKのメンバーたちが埋められている墓地の一部が爆発物を用いて壊された。
トゥンジェリ―エルズィンジャン自動車道で時折道を塞ぎ、車両の身元確認を行っていたPKK所属グループへ、10月15日、ピュリュミュル渓谷で開始された、天候に恵まれた「殉職者、ヤヴズ・ソナト・ギュゼル軍警察少佐作戦」は昨日終了した。作戦へ参加した兵員は昨日の夜半と本日19日の昼頃にヘリコプターと陸路を通じてトゥンジェリの一隊へ戻った。
ピュルミュル谷アラジュク村とザーゲ地域で行われた作戦と衝突により、トゥンジェリ―エルズィンジャン自動車道は3日間、車両と民間人の通行を封鎖した。ピュ リュミュル渓谷の中の別の地点にいるPKKグループとの間で起きた激しい衝突で、6人のPKKメンバーが死亡した。衝突で2人の兵士が殉職した。
一方、PKKメンバーがアラジュク村付近につくらせた、バラン博士共同墓地へ入った治安部隊は、墓地の周りで見つけたすべての建物を爆発物を用いて破壊した。
■県知事の会見
トゥンジェリ県知事府が行った発表では、10月15~18日頃にピュリュミュル渓谷のアラジュク村とザーゲ地域周辺で行われた作戦の結果について、詳細な情報が伝えられた。発表は以下の通りである。
発表によると、「トゥンジェリ県中心部のアラジュク村の郊外で墓地を呈して建設されたテロ組織の宣伝場所とシンボルの破壊と、トゥンジェリ―ピュリュミュル間の自動車道で市民の平穏と安全を脅かすテロ組織メンバーを殺害する目的で、2015年10月15日から行われた殉職者ヤヴズ・ソナト・ギュゼル軍警察少佐作戦を、10月18日に完了した。作戦の結果、分離主義者テロ組織のメンバーによってトゥンジェリ県中心部のアラジュク村ドアンジュク地区につくられた墓地地域にある避難所にいたテロリストたちと、作戦地域から逃げた3名の分離主義者テロ組織メンバーを殺害した。
分離主義者のテロ組織により墓地を呈して違法に建設され、内部で組織的に宣伝活動が行われた建物とその補助施設を使用不可な状態にし、また組織のメンバーにより墓地とその周辺に埋められた地雷と手製の爆発物が処理された。分離主義者のテロ組織メンバーに使用されていた高射砲拠点、避難場所が破壊された。四つの手榴弾、五本の電気配管、多くの爆破物、生活用品、組織の書類を手に入れた。また トゥンジェリ―ピュリュミュル間の自動車道で行われた地雷捜索活動の間、道路上の2つの異なる地点で見つけられた約800kgの手製の爆発物が処理された。」
県知事府の発表では、トゥンジェリ―エルズィンジャン自動車道が通行を再開させたことが明らかとなり、以下のことがわかった。「県で市民の生命と財産の安全を保障し、現在の平穏と安全環境を維持し、市民がいかなるテロ活動によっても脅かされないようにするという目的で行われた作戦活動のため、2015年10月16日午前7時以降閉鎖されていたトゥンジェリ―ピュリュミュル間の自動車道が、作戦の完了により、2015年10月18日午後3時以降通行が再開された。」
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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:38952 )