エルドアン、独メルケル首相と難民問題会談
2015年10月18日付 Radikal 紙


ドイツのアンゲラ・メルケル首相とトルコのレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はイスタンブルでの会談において、難民問題、シリア問題、EU問題について話し合った。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相とトルコのレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の会談が終了した。
ベシクタシュにあるマベイン・キョシュクで予定より約25分遅れて始まった会談のため、まず初めに、エルドアン大統領が到着した。エルドアン大統領(の到着)から約1時間後の16時25分にメルケル首相がキョシュクに到着した。
会談後、両首脳は共同記者会見を行った。

エルドアン大統領の発表の冒頭は次の通りである。
(メルケル首相とは)トルコとEUの交渉項目に関する取り組みについて評価を行うことができた。第15、17、23、24条項目、そして当該の第31条項目についての評価を行った。また、ドイツ、フランス、イギリス、スペイン、そしてこの類の国々が、この件に関する支援を特にお願い申し上げた。
重要な問題のうちの一つは、難民の、今のところのトルコにおける状況と西洋への流入である。これについての負担を共有するために我々は検討を行った。トルコがこの問題について背負う重荷を、自身ら(メルケル首相)の表現で「トルコを支援する必要がある」と述べた。

この機会を設けて頂き、ありがとうございます。この訪問を非常に有益なものとして過ごせたことを申し上げたく思います。

メルケル首相の発表の冒頭部分

特にテロとの戦いについて評価を致しました。シリアにおける政治的解決策の必要性についても話し合いました。これらの問題についてはまた後ほど会談を開くことで合意致しました。私たちはここで、特にシリアでの内戦問題とイラクにおける情勢を取り上げつつ、次のように話し合いました。即ち、トルコは200万人の難民を受け入れると共に、難しい責務を担いました。

私たちは難民の異動があるということ、また、拡大してゆくであろうこと、そしてこの移動がトルコからヨーロッパへと流れるであろうと考えています。この問題について、トルコを支援する必要があると考えております。

トルコとEUはより緊密に協力してゆく必要性があるということで合意致しました。
ビザについては後ほど合意を取ることとし、この問題に対して、よりスピードを上げてゆく必要があるという事、またこの問題について、合意と理解に辿りついた事を報告したく思います。
日程を作成し、それを進めつつ、私たちもドイツとして支援してゆくと述べましたし、こうすることが必要だとも述べました。
私たちは二国間会談をプロセスとして評価を下しました。問題の解決に当たるグループが数多く作られるでしょう。私たちが次に会うのは、アンタルヤで開催されるG20となるでしょう。

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( 翻訳者:成田健司 )
( 記事ID:38953 )