12名死亡の密造酒、5000本が売られていた
2015年10月30日付 Radikal 紙


警察はイスタンブルで死者を出した密造酒事件の捜査を行い、約5000本の致死性の酒が市場に出回っていることを確認した。密造酒捜査の結果、その大半が回収されたと分かった。関係者は警告をし、「安い」酒を避けるよう求めた。警察は死因となったメタノールが販売された場所を特定するため捜査範囲を絞っている。

イスタンブルで12人の死亡を招いた密造酒の捜査で逮捕された19人の公的な事情聴取が今日始まった。容疑者たちは当初の取り調べで密造酒が致死性であることは知らなかったと述べ、長期に渡ってこの仕事をしていたと述べていることが分かった。

■生産者2名の酒が有毒だった

警察の捜査の結果、容疑者の4人の生産者のうち2人がメタノールを使って酒を造ったことが判明した。これらの生産者によって市場に出回った酒が有毒で死者や負傷者をだしたと分かった。これまでの捜査で市場に5000本の有毒な酒が出回っており、その大半が捜査により回収されたと分かった。捜査の中で容疑者たちが密造酒を入れる瓶をベヤズットにあるポロンヤ市場から調達していたことが分かった。

■捜査範囲を絞っている

警察は捜査の中で中毒を招いた2人の生産者がアルコールを入手した場所を突き止めるため捜査範囲を狭め始めた。多くの仲介業社を通じて生産者に渡った違法アルコールの主要供給元を見つけるため、メルジャン地区の多くの場所が家宅捜索を受けた。捜査は現在も続いているという。

■密造酒を販売した売店が破壊される

一方、最新の捜査で逮捕された生産者の一人、ヒクメト・B.が病院でアルコールの影響を受けて治療中で亡くなったM.K.の共犯だともいわれる。家の庭で密造酒を生産して自分の売店で売っていたとされるヒクメト・B.の売店は、密造酒販売が判明すると、近隣住民から反発を受け窓ガラスが割られたと分かった。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:39022 )