ジャンナティー「包括的共同作業計画に関する審議は終了/相手側が約束を反故にすることのないよう注意すべき」(1)
2015年10月16日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】テヘラン臨時金曜礼拝導師は、イランで行われてきた包括的共同作業計画(BARJAM/JCPOA)の各段階に関する審議は遂に終わりを迎えたと指摘した上で、「我々は相手側が約束を反故にする者たちであって、自らの結んだ約束や協定に忠実ではないということに注意を払うべきである。我々はJCPOAの履行にあたり、5+1〔国連安保理常任理事国5ヵ国とドイツ〕が何をするのか、注視する必要がある」と述べた。

 ジャーメ・ジャム・オンラインがファールス通信の報道として伝えたところによると、テヘラン臨時金曜礼拝導師のアーヤトッラー・アフマド・ジャンナティーは本日の首都の金曜礼拝での説教で、JCPOAについて触れ、国会で核合意に関わる法案が可決され、それが護憲評議会でも承認されたことを指摘した上で、次のように述べた。

イランで行われてきたJCPOAの各段階に関する〔国会および護憲評議会の〕審議はようやく終わった。国会がJCPOAに関して可決した法律は、核合意、すなわちJCPOAの履行に関わるものではない。国会が可決した法律は、JCPOAのイランにおける履行の承認を意味すると考えている者たちも一部にはいるが、そうではない。

 アーヤトッラー・ジャンナティーはさらに、次のように続けた。

JCPOAは国家安全保障最高評議会で審議された。同評議会の委員らは核合意に関して自らの意見を提出し、その上でその履行を承認した。しかし革命最高指導者はまだ、それにサインをしてはいない。

 同師はさらに、次のように指摘した。

国会のしたこと(JCPOAに関わる法案の可決)はJCPOAの周辺に関わるものであり〔=JCPOAの本質に関わるものではなく〕、JCPOAの履行の過程で、アメリカの行動に応じた対応措置を取ること、ならびに国家安全保障最高評議会が決定したことの枠組みを遵守することを、政府に義務づけるものである。私の考えでは、国会の可決した法律は良質なものだった。国会議員らが多くの骨を折ってくれたことについて、神も彼らに報いてくださるだろう。

つづく


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( 翻訳者:TM )
( 記事ID:39091 )