ハーメネイー最高指導者「イラン国営放送は《ソフトな戦争》に対抗するための前線基地」(3)
2015年10月13日付 Jam-e Jam 紙
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はさらに、「彼ら〔=敵〕は人々に影響を及ぼし、彼ら、特に若者たちやエリートらが抱く、さまざまな領域での価値観を変化させようとしている。こうした価値観には、人々の信仰、宗教、政治、および文化の面での価値観が含まれている」と述べ、次のように続けた。
我が人民は、宗教や家族、「男と女」の問題、〔国の〕独立、外国人との向かい合い方、イスラーム的民主主義、その他さまざまな文化的諸問題に関して一定の価値観を有している。相手側はこれらの価値観に手を加え、あるいは変化させようと企てているのだ。
イスラーム革命最高指導者は、過去についての考え方を変容させることも、ソフトな戦争が狙いを付けているもう一つの標的なのだと指摘し、次のように強調した。
我が人民は過去の腐敗した専制的な体制に対して、〔否定的な〕価値観を抱いている。ソフトな戦争では、この醜く汚れた暗い過去が、光り輝く美しい過去に変わるよう試みられているのだ。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はさらに、「彼らは過去についての考え方を変容させることで、その過去を葬り去るためにイスラーム革命を起こす必要などなかったとの結論を引き出そうとしているのだ」と付け加えた。
同師は未来や現在についての見方を変えることも、ソフトな戦争のもう一つの目的であるとし、次のように指摘した。
彼らは現代の若者に、国の現状は恥の源であり、将来進歩を遂げることなど不可能であると吹き込もうとしている。そうすることで彼らは、若者たちから喜びやダイナミズム、学究的精神、未来への希望を奪い去ろうとしているのだ。
つづく
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( 翻訳者:SS )
( 記事ID:39099 )